小児の近視進行予防について
当院ではオルソケラトロジーとマイオピンを導入しています。
①オルソケラトロジー
就寝時、特殊なカーブを持つコンタクトレンズを装用することで、装用継続している期間は日中裸眼で生活できる視力矯正方法です。
近視の進行予防にも効果があるとされていますが、近視が治るわけではなく、装用中止すると見え方は元に戻ります。
安全な装用が難しい場合などは医師の判断で適応にならない場合があります。
②マイオピン
低濃度アトロピン(0.01%)(0.025%)点眼の取り扱いがあります。
就寝前に毎日両眼に1滴ずつ点眼します。
近視の進行の主な原因は、眼球の前後長が伸びるためです。マイオピンではその伸展を抑制するため、近視進行予防に効果があるとされています。
オルソケラトロジーとは違い視力矯正効果はありませんので点眼後見え方が良くなるわけではありません
4-12歳頃の使用が推奨されています。
③オルソケラトロジーとマイオピンの併用
併用することでさらなる近視進行抑制効果が見込めると報告されています。
特に軽度近視において効果が高いようです。
※あくまでも近視進行を遅らせる治療方法です。治療中にも近視は進む可能性もあります。
※どちらも定期検診が必要になります。
※自由診療にて保険適応外です。
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