院内研修〜グラナテック〜

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(金)の昼休みは興和創薬の担当さんがおいでになり、同社から新発売になる緑内障の点眼薬「グラナテック(リパスジル)」の説明会を開いてくださいました。外来が長引いたため3部にわけてお話下さいました。
緑内障では眼圧を下げる事をまず考えて治療に当たる訳ですが、眼圧は眼内の房水産生と排出のバランスから成り立っています。現在主流の緑内症治療薬は排出の副経路促進か房水産生抑制ですが、リパスジルは主経路からの排出促進とのことで、正常眼圧緑内障で低めの眼圧に於いても効果が期待出来るとのことでした。副作用として点眼後の一過性充血が高頻度で見られることや、眼圧下降の維持時間もやや短そうですが、なんにせよ全く新しい作用機序の点眼とのことで武器が増えるのは非常に有り難いです。
ご多忙中ありがとうございました > 興和さん