院内研修〜マイオピン点眼〜

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火曜日は月例の院内勉強会。本日は石倉副院長が担当されマイオピン点眼について解説してくださいました。
小児近視進行抑制点眼薬「マイオピン 」は当院でも導入しておjりオルソKと同様に自由診療となります。夜一回点眼で副作用報告もほとんどなく比較的安全な治療であり、当初0.01%の低濃度から導入、先日から0.025%の高濃度版も開始しました。高濃度版の方には以前からリバウンドの問題もいわれておりましたので、中止する際にはしばらく低濃度版に切り替えてからの離脱、等方針確認をしました。その後はまた恒例のほう・れん・そうです。
本日は医学部の学生さんも見学のいらしており、一緒に参加していただきました。お疲れ様でした。


アイリーア®8mg発売記念講演会

日曜日はバイエルさん&参天製薬さんに招かれ東京へ。
品川プリンスホテルで開催されました「アイリーア®8mg発売記念講演会」に参加してきました。

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もともと2mg製剤は10年以上まえから使用しておりますが、今春高濃度版の8mg製剤が発売になりました。
滲出型加齢黄斑変性症(nAMD)、糖尿病黄斑症(DME)の治療について、錚々たる先生方が演者、座長をおつとめになり大変勉強になる会でした。
今回の講演会ではSDC(sustainable desease control:持続可能な疾患コントロール)がキーワードのようでした。
nAMD
DMEもなかなか完治は難しく最近ではSDCの考えが重要視されつつあります。投与間隔の延長が見込める薬剤であれば患者さんの身体的、経済的負担の軽減につながり、ひいては医療者の負担軽減にもつながります。
質疑応答で会場の先生からの質問に「患者さんにとって成功体験がとても重要」という話がありました。長期化する治療の中でどうしても治療中断、脱落していく患者さんがいらっしゃいます。治療後「よく見えるようになった!」という体験がモチベーションとなるとのことでした。早期に滲出液が引いている方が長期的な視力予後が良いとのお話もあり、より早くより強く効果が得られる薬剤とのことで期待されます。
当院でも発売当初から使用開始させていただいており期待の薬剤です。

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ありがとうございました。〉参天さん、バイエルさん