第123回日本眼科学会総会
土曜日の診療後、夕方の便でまた東京へ。国際フォーラムで開催されていた第123回日本眼科学会総会へ行ってきました。
とはいえ今回は学会そのものにはほぼ参加できず、日曜日の眼科学会主催講習二つを受講するためのとんぼ返りです。屈折矯正手術講習の更新と、ついでにオルソケラトロジーの講習会も再確認のため受けてきました。
オルソケラトロジーも近々開始予定です。
院内研修〜抗VEGF製剤〜
昼休みアルコンファーマ改めノバルティスファーマの担当さんがおいでになり、加齢黄斑変性症とこうVEGF製剤治療について解説してくださいました。主要な2剤、ラニビズマブとアフリベルセプトを比較したRIVAL試験についてや、ラニビズマブの分子量や構造のおさらいのお話もあり勉強になりました。お忙しい中有難うございました。
ウインカー故障
愛車のポンコツロードスター 、トラブルの兆候があったウインカーがやっぱり壊れました。ある時から左ウインカーが全滅、前横後とも右しか点かなくなりました。フラッシャーリレー不調のようですが非常に危険です。今時手信号をする羽目になるとは思いませんでした・・・。
リレー自体は例の「カッチンカッチン」言ってる奴ですので見つけるのは簡単ですが、運転席足元の窮屈な所にあるのでちょっと太めな院長には交換作業が苦しい・・・。将来的な電球LED化も見据えて社外品のハイフラッシャー防止リレーに変えてしまいました。これなら手探りでコネクタ外して付け替えポンです。古いリレーは放置です。
ただ、やたらとウインカーの音はしょぼくて小さいです。カッチン!!カッチン!!→ ペッチン ぺッチン・・って感じです。まあ慣れの問題かもしれません。またハイフラッシャー防止ということは逆にいうと球切れしても教えてもらえないということでしょうから運行前点検が大事ですね。
院内研修〜オルソケラトロジー〜
昼休憩はシードさん、ユニバーサルビューさんがおいでになり当院で近々開始予定であるオルソケラトロジーのメーカー講習会を開いて下さいました。座学とスタッフさんに被験体になってもらっての実技をご指導いただきました。お忙しい中有難うございました。
オルソケラトロジーは夜間就寝時に特殊なコンタクトレンズをつけて角膜の形を矯正し、日中は外して裸眼で過ごすものです。これまでは20歳以上とガイドラインに明記されていましたが小児期の近視進行予防に効果があることがわかってきており、先日のガイドライン改定で子供さんにも慎重処方が認められるようになっています。処方には眼科専門医で日本眼科学会主催&メーカー主催の二つの講習会を受講している必要があります。院長も実は眼科学会主催の講習会は開院当初から受講して資格更新していたのですがなかなか踏ん切りがつかずにいました。
今月の日本眼科学会総会(東京)にてまた講習会がありますので再確認のためにもう一回勉強してくる予定です。
エイベリス発売記念講演会
週末は参天製薬さんのお誘いを受けて、ヒルトン東京お台場で開催されたエイベリス発売記念講演会に参加してきました。
エイベリス(オミデネパグ イソプロピル)は一応既存のプロスタグランジン(PG)製剤の範疇に入るものの全く新しい作用機序を持つ、日本発の期待の新薬です。黄斑浮腫が起こりやすく白内障術後の方には禁忌であるなど注意すべきところもありますが、PG剤につきものの眼局所副作用(多毛、色素沈着、DUES:上眼瞼溝深化、等)がないとのことで若い人や美容上気にされる方などにありがたいです。既存のPG無効症例に対しても眼圧下降が得られる場合もあるようで、今後この辺りもまたはっきりしてくるかと思われます。
緑内障の世界のそうそうたるメンバーの先生方からのご講演を拝聴しました。それぞれのお待ちの時間が短く、駆け足な感じではありましたが、PG剤を含め緑内障治療の現状、疫学、問題点から今後の展望まで幅広いお話があり大変勉強になりました。
前夜お台場に到着してホテルに着く前に通りがかってみた1/1ガンダム立像。以前子供達と行ってみたときと変わって新型になってます。ちょうど演出の時間だったようでたくさんの外国人観光客がスマホをかざしておられました。音楽と照明に合わせて顔やツノ等が微妙に変形したりしています。派手です。
でかいロボットはいいですね。ロマンです。