院内研修〜エスターマンテスト〜

040628勉強会

本日は月例の院内勉強会。視能訓練士さんが担当で視野検査のエスターマンテストについて解説してくれました。
2018年改訂の視覚障害認定基準から、これまでのゴールドマン視野(GP)に加えて両眼解放エスターマンテストが採用されました。GPは検査機器ももちろんですが習熟した検査員が必要ですので自動視野計で認定できるようになったのは大きなことだと思います。当院は慣れている視能訓練士が複数おりますのでこれまで通りGPで障害認定診断書作成しておりますが、それ以外の診断書でエスターマンを指定で求められるものも最近経験しており今後やはり必要になってくると思われます。

あわせて恒例の各部門責任者からの報告や相談事項、インシデント報告なども行いました。コンタクトの発注ミス等「気を付ける!」では絶対にヒューマンエラーは無くならないのですがなかなか解決策がなく・・。各メーカーさんの注文用紙がそれぞれ異なった形式かつ間違い探しのように複雑なのも問題あるようなんですが・・。まあ現状はダブルorトリプルチェックくらいしかないのでしょうか?なんにせよお疲れ様でした。
本日のお楽しみ弁当はピエロ弁当さん。エビフライ弁当、美味しゅうございました。



第37回JSCRSへ

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土曜日の午前診療後、ポンコツ号に飛び乗り一路京都へ。JSCRS学術総会(日本白内障屈折矯正手術学会)に参加しました。今回のスローガン「術者の良心。向上心」いいですね。今学会はWebは無く現地開催のみ!と思い切られましたので久々にお出かけの全国学会です。
京都はやっぱり市内が混みます。たどり着いたのはイブニングセミナー前でした。我らが鳥取大学の宮崎教授がアレルギー性結膜疾患、島根大学の谷戸教授が緑内障の診療ガイドラインについて解説してくださいました。
日曜は白内障難症例について聞いてきました。小瞳孔の際の対応について、処置によっては術後の瞳孔運動に支障をきたし縮瞳不良による近方視力低下や乱視眼の裸眼視力低下の原因にもなるとのこと。当院では以前は虹彩リトラクタ、最近ではVisitec I-Ringを好んで使わせてもらっていますがI-Ring使用の術後瞳孔は非常に綺麗です。ただ前房深度や状況によっては瞳孔縁切開を行う場合もありますので術後障害を来さないよう十分留意しようと思います。
同じセッションの中では角膜混濁等による視認性不良症例の解説もありましたが、提示された手術動画はもはや神業のようでとてもじゃないですが参考にもならずただひたすらに感動!でした。

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往路、ポンコツロードスターで気分良く!と行きたかったのですがあまりの暑さのためか?途中エアコンのコンプレッサーから異音が出始めてしまいました。やむなく両窓全開&リアスクリーンも下ろして風通し確保し高速はそこそこ快適でしたが京都市内渋滞が修行でした。背中〜お尻辺りまでべっちょりで会場入りです・・。

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雨じゃなかったのがせめてもの救いでした・・。

院内研修〜アジマイシン点眼〜

040614勉強会

昼休みは千寿製薬の担当さんがおいでになり同社の抗生剤アジマイシン点眼(アジスロマイシン)について解説してくださいました。現在国内で唯一のマクロライド系抗菌点眼剤で、少ない回数で効果が期待できます。点眼方法も他の抗生剤に比べて特殊で1日2回を2日間、その後は1日1回で結膜炎は5日間、眼瞼炎は12日間と定められています。近年は治療に難渋する眼瞼炎症に対する効果も非常に期待されている薬剤です。本日はちょうど鳥取大学の学生さんも実習でおいでになっており一緒に聞いて頂きました。
ご多忙中ありがとうございました。>千寿さん