院内研修〜臨眼報告〜

火曜日の昼休憩は今年最後の月例院内勉強会でした。今回は先日院長と一緒に臨床眼科学会(東京)へ参加したスタッフさんから報告をしてくれました。トーリックレンズの事、白内障手術時消毒のことなどをテーマにしてくれていました。
その後はまた恒例のインシデント報告とその対策相談。忙しくて慌てている時などどうしてもミスが出ます。ヒューマンエラーはあるものとして、そこをうまくカバーする様なシステム作りが必要ですがなかなか難しいですね。お楽しみ弁当を囲みながら相談しました。
今年もたくさんの勉強会、お疲れ様でした。


今年最後の予定手術

041223最終オペ

本日は年内最後の予定手術日で、白内障6例&翼状片切除(結膜有茎弁移植)1例で締めくくりました。今年も難しい患者さんがたくさんおられましたが、皆さん大きな問題もなく無事終了することができました。執刀させて頂いた患者さん方、そして頑張ってくれたスタッフさん達には本当に感謝です。
今年はとくに後半、核硬度が高いカチカチ褐色白内障が多かった印象があります。「コロナが怖くて我慢してましたがいよいよ限界です」という患者さんが多数おられたためと思いますが、
夏のJSCRS(屈折矯正手術学会)で聞いてきたコツが大変役に立ちました。当院の白内障手術は超音波で溝を掘って水晶体を分割していくオーソドックスなDivide & Conquer法を主とし、ある程度以上固い核にはPhaco Chop法という金属フックによる物理的カットを併用します。ただ極端に固くて大きい水晶体核は把持してしっかり深い所までカットする事が難しく、最初の2分割ができず花弁状になって四苦八苦することもしばしばでした。
なんとかチョップと名付けておられた様に思いますが、水晶体核の手前に深い穴を掘ったあと180度回転して対側に。フックをこの穴に差し込んでチョップするというものでした。水晶体核が暴れて逃げることもないため水晶体嚢や支持組織への負担も少なく、一番固い部分を確実に深いところで分割できるため非常に楽になりました。新しい器具も必要なくすぐに取り入れることができます。ほんのちょっとの工夫なんですがこういうことに気づくかどうかが我々凡人との違いなんでしょうね。目から鱗でした。
来年も眼内レンズや手術のアップデートもしっかり取り入れて丁寧な手術を心掛けてがんばりたいと思います。


雪シーズン到来

今年も雪のシーズンが到来です。
積もりそうだとの予報を聞き、慌てて除雪機のチェックしました。
10年目のユキオス君、ご機嫌斜めです。本来はきちんとガソリン抜いたりしないといけないようですが、ついつい前シーズンから放ったらかしにしちゃいます。あれこれしてなんとか動いてくれるようになりました。もう一台のシュータータイプはクロスオーガという反転式のかっちょいい刃がついてるんですが、こちらはシャーボルト破断で一部刃が動かなくなってました。新品ボルトに交換しましたが、割と頻繁に折れます。予備買っておかなくちゃ・・。各除雪機のオーガ、ブレード、シューター等にシリコン離雪スプレーを塗布して準備完了です。

041211除雪機修理

当院の駐車場は川の上にかかった橋をこえて入ってくる都合上業者さんの除雪をお願いできません。また月極駐車場の一区画借り切りなのでそこに至るまでの通路もあり非常に広大です。大雪の朝は院長&副院長&スタッフさん総出の人海戦術(ママさんダンプ部隊)で除雪に当たりますが、どうしても不十分な場合もあります。何卒ご容赦くださいませ。

041224除雪
正面玄関前ほんどおり商店街の床は積雪時大変滑りやすくなりますのでご注意ください。




鳥取大学眼科同門会

041210同門会1

土曜日は鳥取大学眼科同門会講演会に参加してきました。
当日は眼科午前診終了後、多恵副院長主体で一般の方へのコロナワクチン接種を請け負っていました。院長も緊急に備えて院内待機でしたため、会には特大遅刻で一般口演はほぼ聞き漏らしてしまいました・・。
宮﨑大教授の教授就任記念講演を拝聴したあと、特別講演は愛知医科大学の瓶井資弘先生がご講演くださいました。
診療&診断におけるデジタル機器についてお話しくださり、とくにHead Up Surgery(HUS)についてのお話しは大変興味深い内容でした。これは顕微鏡を覗かずに3Dモニターを見ながら手術をするものです。画像を一度デジタルにしているので各種設定をいじることで特定の組織を強調したり、照度を落として手術できたり、と大変役立つツールになります。
先日当院でも網膜色素変性の患者さんの白内障手術があり極力照明を落とし短時間で行いましたが、術中照明の影響が懸念されるこれらの疾患患者さん等もHUSであればゲインをあげることで極端に照明を絞っても補って手術ができます。ただ、つるしのまま設置しても真価は発揮できない様でモニタの設置位置や角度、各種設定値についても理解しないと使いこなせない様です。非常に興味深いお話しでした。ありがとうございました。


関東医科大学柔道大会

春から関東の医学部に進学した長男坊ですが相変わらず柔道を続けています。この週末は講道館で開催された「関東医科大学柔道大会」に参加したようです。

関東医科大学中等大会

医学生の大会ですので規模自体は大きくないようで有段の部は73Kg級と超級の2階級のみのようですが、73Kg級で優勝したとのこと。「優勝したよ〜♪」と意気揚々と動画を送ってきてくれた長男坊でしたが・・
「動きにキレがないわね・・。練習不足じゃない?」(母)
「今なら兄ちゃんに勝てるかも?」(次男坊)
となかなか辛辣な評価で、しょぼ〜んな長男坊・・。
ちょっと可哀想だったので「優勝おめでとう。単位落とすなよ!」と励ましておきました。