東医体 柔道
週末は横浜へ。東日本医科学生総合体育大会柔道に出場する長男坊を応援に行ってきました。
土曜日、副院長は朝1番の飛行機で向かいましたが、院長は土曜日午前診療がありますので、終わったあと夕方の便で東京へ。初日団体戦には間に合いませんでしたが、奥様が逐一実況を送ってくれていました。
長男坊の所属する東海大学伊勢原は今年も無事優勝。今回で東医体7連覇です。7連覇の後一度途絶えてまた7連覇目だそうですごい戦績です。来年また前人未到の8連覇へ挑んで欲しいです。
日曜日は個人戦、73kg級出場の長男坊、一昨年は準決勝でコロンとやられて3位、昨年も決勝でコロリンとやられて準優勝でした。今年こそ!と意気込んだ決勝戦、対戦相手は昨年負けた選手でしたがゴールデンまで持ち込んだ末なんとか勝利し優勝しました。3度目の正直で喜びもひとしおです。
決勝後相手選手と歓談中。相手選手も高校時代柔道バリバリだったそうです。
試合が終われば友。こういうところが柔道の良いところですよね。
7連覇おめでとうございます。
また主管校お疲れ様でした。
院内研修〜検査項目〜
火曜日の昼休憩は月例院内勉強会でした。今回は視能訓練士(ORT)さん担当で眼科検査項目について解説してくれました。
白内障、翼状片、各種レーザー、硝子体注射等の術後にそれぞれ必須の検査があります。決まった検査項目を診察前にあらかじめ行っておくことで追加の再検査を抑え患者さんの待ち時間短縮につながります。今回は当院でよく行われている手術、処置と関連してでしたが、以前には問診から推測される疾患ごとに必須の検査も同様に解説してくれており、少しでも患者さん&診察医の負担を減らそうと頑張ってくれています。ありがたいことです。その後はまた恒例のホウ・レン・ソウでした。お疲れ様でした。
本日のお楽しみ弁当は定番のピエロ弁当。地魚のフライ?でっかいのが3枚も!。
量もおかしい気がしますが非常に美味で幸せでした。
院内研修〜トータルワン乱視用〜
火曜日の昼休憩はアルコンの担当さんがおいでになり、同社のコンタクトレンズ「トータルワン」の乱視用レンズについて解説してくださいました。トータルワン自体の優れた性能はよく知っていますが、このたび乱視用もラインナップされたとのことです。
乱視用ソフトコンタクトレンズといえば乱視軸を安定させる手段としてスラブオフ(レンズ上下を薄くして瞬きで安定化させる)かプリズムバラスト(下方を厚く重くして安定)をよく聞きます。ただプリズムバラストは厚い部分が眼瞼と触れるため装用感が少し落ちることが多いです。アルコンのレンズはそれをさけるため、厚みを8時と4時方向にもたせて下眼瞼と接する部分は薄く保ち装用感を維持しているとのこと。なんとなくやじろべえのようなイメージでしょうか。
勉強になりました。ありがとうございました>アルコンさん
四国Eyeランドセミナーへ
週末は高松へ。久々に四国アイランドセミナーへ参加してきました。
一般演題ではHead Up Surgery (HUS)の紹介もありました。メリットデメリットの話や、実際導入されてから新人の先生と熟練の先生でのラーニングカーブの話など興味深い内容でした。やはり低照度でできたり設定によって視認性を上げれるなどありますが、術者の姿勢が楽というのも大きいですね。最近ヘルニア悪化をかかえて術中姿勢の大切さを痛感しております。
大阪医科薬科大学の池田華子先生からは、緑内障治療の現状に加えて、細胞死を抑制する新薬のお話しなども拝聴しました。筋トレさんには身近な分岐鎖アミノ酸BCAAも細胞保護作用があるかもというお話しもありました。柔道少年の息子達がよく飲んでるやつですね。もらって飲もうかしら。
国際医療福祉大学の後関利明先生からはサギングアイ症候群のお話しもありました。遠方視の微小内斜視なため近見カバーアンカバーテストでもわかりにくく、訴えも典型的な両眼複視ではないこともしばしばあり日常診療で見落としたがちとのこと。痩せ型、上眼瞼溝深化など特徴的なお顔立ち(sagging like face)にも注意とのことでした。大変勉強になりました。
帰りに立ち寄った与島SA。なにやら懐かしい歌が聞こえます。メロンパン屋さんが復活しておられました。なんだか嬉しいです。トラックの色が変わった?前は黄色だったような。
ポンコツ号エアコン不動だとなかなか辛い季節になってきました。今シーズンは無理ですが、そろそろ根本解決を考えようかと思います。聞くところによると現行型ロードスターの最新コンプレッサーにスワップも可能とか?。
院内研修〜まつ毛トラブル〜
火曜日は月例の院内勉強会でした。
本日はスタッフさん担当でまつげエクステやまつげパーマに起因するトラブルなど解説してくれました。院長はまたしても午前診が長引き大遅刻。すでにホウレンソウに入っていましたので資料だけもらいました。お疲れ様でした。
本日のお楽しみ弁当は花房さんのお弁当。お肉、美味しゅうございました。
第40回JSCRS学術集会へ
金曜の最終やくも&のぞみで夜半過ぎに博多へ。週末は福岡国際会議場で開催されたJSCRS学術総会へ参加してきました。
寝不足の目をこすりつつ朝一番のモーニングセミナーから参加。頂いた黒豚カツサンドを頬張りながら白内障難症例に対するデバイス活用法を聴講しました。水晶体核分割に用いる「分割君」の器具さばきなど、これまでお師匠様達から教わってきた自然とやってる手技も改めて解説を受ける事で再度意識できました。飽浦先生のクローバーリングも紹介されていました。ちょうど前日の症例でも使用しましたが本当に優れた機器で小瞳孔、術中虹彩緊張低下症候群(IFIS)症例に対するストレスが無くなりました。眼内レンズ摘出に用いるレンズグラバーも、開発者の野口三太朗先生直々のご講演を拝聴しました。コツとして引っ張らず待つ、出てきたレンズの根っこを少しずつつまむ事で排出促進、眼内レンズを柔らかくするためOVD温める、など大変参考になりました。レンズグラバー、当院ではまだ一回しか使用経験がありませんが、本当にレンズを切らずに創口も拡大せずに取り出せ、まさに目からウロコ(レンズ)でした。
難症例白内障手術のセッションでは、長眼軸、短眼軸、角膜混濁眼、成熟白内障など解説があり、それぞれ留意すべき合併症やコツなど参考になりました。特に成熟白内障は次週に控えておられる患者さんもおられタイムリーでした。角膜混濁の白内障手術は動画がもう神業すぎて参考どころか感嘆するばかり・・・。角膜混濁について、術前に診察用の細隙灯顕微鏡のみならず実際の手術顕微鏡での徹照確認をして自分の技量で手術可能か判断すべしとのこと、肝に銘じます。
夜は同門の先生方と会食。食後何故か皆で櫛田神社にお参りしたのち、福岡で活躍中の先生に締めのラーメンに連れて行ってもらいました。海鳴というお店のジェノバラーメン。緑色のバジル?とんこつに面食らいましたが、衝撃的な美味しさでした。楽しいひとときでした。
院内研修〜マイナンバーカード保険証〜
火曜日は月例の院内勉強会。本日は事務さんが担当でマイナンバーカードの保険証利用について解説してくれました。
患者さんにとってのメリット、デメリットなどわかりやすい表でした。その後は恒例のホウ・レン・ソウとインシデントレポート。お疲れ様でした。
本日のお楽しみ弁当は「こめ蔵」さん。海鮮の丼、大変美味しゅうございました。
日本眼科学会総会へ
週末は東京へ。東京国際フォーラムで開催された日本眼科学会総会へ参加してきました。
土曜日のランチョンセミナーでは近視進行予防治療について聴講してきました。先日も参天さんが勉強会を開いてくださいましたが、日本で認可された低濃度アトロピン点眼薬「リジュセアミニ」発売を2日後に控え、まさにホットなテーマです。参加者の関心も高く会場も大きな第一会場が確保されていました。お弁当準備する参天製薬さんも大変ですね。
しかし、ちょっと前まで肌寒かったりしていたのに土曜日の東京は無茶苦茶暑かったです。なんでも29℃まで上がったとか?ジャケット片手に抱えたまま、着る機会がありませんでした。
院内研修〜リジュセアミニ〜
火曜日の昼休憩は参天製薬の担当さんがおいでになり、同社が近日発売される近視進行抑制治療薬「リジュセアミニ点眼薬」について解説してくださいました。ちょうど鳥取大学医学部の学生さんも実習でおいでになっていたので参加していただきました。
近視進行予防の低濃度アトロピン点眼はこれまで海外からの個人輸入に頼るしかなかったのですが、やっと念願の日本認可薬剤の登場です。ただ、やはりというか残念ながら自費診療となってしまいましたので、保険診療との兼ね合いや注意点などについても合わせて解説してくださいました。
現在国内で使用されている近視進行予防の低濃度アトロピンはシンガポールから輸入されているマイオピン点眼が大半と思いますが、0.01%と0.025%の高濃度版がありますが、高濃度版は離脱時のリバウンドの問題もあり漸減としてしばらく低濃度に落としてからの休薬等がいわれていました。リジュセアは高濃度版と同等の0.025%のみとなりますのでその辺りの心配がありますが、マイオピンも0.01は今後も入手可能のようでひとまずは安心のようです。また同じ高濃度でもリジュセアは基剤を工夫することで、眼球後部への効果を維持しつつ前房内への影響を低減、などマイオピンより安全性を高めているようです。
ありがとうございました > 参天さん
鳥取県眼科医会総会講演会
朝から役員会→午後の総会につづいて講演会は特別講演2題でした。
一題目は順天堂大学の平塚義宗先生からアイフレイルについてのお話を拝聴しました。眼科啓発会議の取り組みとアイフレイル対策立ち上げの経緯や御苦労、健康寿命の延伸のために眼科が取り組むべきこと、現在の活動の現状など解説頂きました。眼底健診普及への取り組みなど頭が下がります。ありがとうございます。
二題目は福岡歯科大学の大島裕司先生から加齢黄斑変性(AMD)についての御講演でした。
AMD長期治療を見据えて投与方法や新しい薬剤の特性なども詳しく解説いただきました。
サプリメントについてもお話がありました。以前から欧米で行われた研究AREDSをもとにルテインやキサンチンが有効とされていますが、日本人にも有効であったというJFAMスタディの結果も解説してくださいました。大変勉強になりました。
ありがとうございました。
院内研修〜乱視用ハードコンタクト〜
火曜日の昼休憩はサンコンタクトレンズの担当さんがおいでになり、同社の新しい乱視用ハードコンタクトレンズを紹介してくださいました。
ハードコンタクトレンズ(HCL)は角膜とレンズの間を涙で埋めレンズ表面が新しい眼の表面となるため、乱視矯正効果が高くクリアな視界が得られます。ただ乱視度数が強すぎるとレンズのエッジが浮いてフィッティング不良となり装用感の悪化や脱落しやすくなったりもします。
サンコンタクトさんには以前からツインベルという周辺部にフィッティング安定用ベベルを有するものもあったのですが、このたび、バックトーリックという新しいレンズを紹介してくださいました。
HCL内面側が乱視に合わせた楕円形状となっておりフィッティング&装用感の向上が得られるとのこと。円錐角膜にも良好な成績が上がってきているとのことで期待のレンズです。
ありがとうございました。>サンコンタクトさん
山陰手術談話会へ
特別講演は松江赤十字病院の松岡陽太郎先生から、同院での眼科手術の現状についてのお話しでした。少ない常勤医で多忙な外来にも関わらず、1700件超/年という非常に多数&多方面の手術症例を精力的にこなしておられ頭が下がります。
結膜嚢胞の処置についても話題がありました。当院でも穿刺排液や意図的出血、再発例には切除術という流れでおこなっており最近も2例立て続けで手術に至った症例がありました。少し長めに切るだけorL字型に切ることで単純な穿刺に比べ再発率を下げることができるというお話しもあり大変参考になりました。
また是非続けて開催して頂きたいです。ありがとうございました>参天さん
第48回日本眼科手術学会学術総会
土曜日の朝一番の飛行機で横浜へ。パシフィコ横浜で開催された眼科手術学会総会へ参加してきました。
国際フォーラムよりはちょっぴり時間かかりましたが、お目当ての一つの涙道のセッションには十分間に合いました。
今回ちょっと見たい機器&涙道関連の機材もあったので別棟の機器展示場にも足を運んだのですが、やたらと「マイナビ」ジャンパーの誘導員がたくさんおられ、案内されるままに企業展示場に入り・・かけたら制止されました。隣の学生さん向け就活企業説明会会場でした。うっかりおじさん恥ずかしい・・
夜は横浜駅で長男坊と合流。講道館で全国医師薬獣柔道大会があった帰りで、東海大医学部(伊勢原)は主力2枚を欠きながらもなんとか優勝したそうです。おめでとうございます。その他学校生活など色々聞きながら駅近くのフードコートで晩御飯一緒にたべました。最近は大学の眼科医局でウエットラボ(豚眼を使った手術実習)も経験させてもらったそうです。ありがとうございます。
「顕微鏡下での左手がむずかしかった!」とのたまう息子に「左手でご飯たべたり、歯磨いたりするんだよ〜」などと無駄な特技を披露したりして楽しいひとときでした。
島根県眼科臨床研究会
日曜日は子供の送迎のあとポンコツロードスターで急ぎ出雲市へ。ニューウエルシティ出雲で開催された島根県眼科臨床研究会に参加してきました。お目当ては筑波大学 平岡孝浩先生から学童近視についてのテーマです。
眼鏡、オルソK、多焦点コンタクト、レッドライト、バイオレットライト等々、近視進行予防治療の現況や最新の知見を拝聴してきました。オルソKをいつまでするべきか?など普段悩む内容にもアドバイスがあり大変参考になりました。先日参天製薬の日本版低濃度アトロピン点眼が認可をとりました。近日供給がされるようになるとおもうのですが、これまで当院でも採用しているマイオピンが今度どうなっていくのか?、きちんとアップデートしていかなくてはなりません。
特別講演2題めも聞きたかったのですが、子供のお迎えがあり急いで米子にとんぼ返り。慌ただしかったです・・
院内研修〜アレジオン眼瞼クリーム〜
昼休憩は参天製薬の担当さんがおいでになり、花粉症シーズンを目前にしてアレジオン眼瞼クリームについて解説してくださいました。
昨夏発売になったばかりの新薬ですが、眼瞼に塗布することで浸透して結膜に到達して効果を発揮する製剤となります。1日1回で持続性が高く、点眼が難しいお子様にも使いやすいです。女性のお化粧やお肌ケアとの兼ね合いには少し注意が必要ですが、患者さんの評判も高い薬剤です。あわせて患者さんアンケートで訴えの多い「目頭の痒み」について、涙液動態からの考察など参考になりました。
ありがとうございました>参天さん。
院内研修〜TECNIS Odyssey〜
昼休憩はAMOとサンコンタクトの担当さんがおいでになり、先日AMO社から発売になった連続焦点型の多焦点眼内レンズ「TECNIS Odyssey」の解説をしてくださいました。
先日の臨眼モーニングセミナーでも拝聴しましたが、これまでのSynergyに比べてハロー・グレアはかなり低減、スターバーストはほぼ訴えがないとのことでした。最初からトーリック(乱視矯正)レンズも併売なのが助かります。レンズの光学特性、レフ値の術後ターゲット、術後検査時の測定値ズレ等詳細に教えていただきました。
当院でも昨年から使用開始しておりますが入れさせていただいた患者様からは大変好評です。また身近なに御自身が入れてもらわれた方もあり、非常に自然にみえる、良い、とのお話を伺っており期待のレンズです。
ありがとうございました。>AMOさん、サンコンタクトさん
院内研修〜多焦点眼内レンズ〜
またホウレンソウでは今回インシデント報告は院長自らでした。点眼の左右間違いをしてしまうというミス。普段必ず患者さん本人にもダブルチェックしていただいてから点眼を点すようにしているのですが、この日は患者さんとのお話しながらの点眼でうっかりしてしまいました。反省です。今年もたくさんの勉強会を企画開催してくれたスタッフさん達に感謝です。お疲れ様でした。
本日のお楽しみ弁当はぴえろ弁当
今年最後の予定手術
今年は年初から白内障機器更新がありましたが術中安全性がかなり向上したのを実感できました。そのほか学会等で仕入れてきた手技や新しい機器、新しい眼内レンズなど取り入れて少しずつアップデートも心がけるようにしています。
また今年は涙道内視鏡も導入しましたのでこちらも頑張っていきたいと思います。
執刀させて頂きました患者さん方、いつも難症例を受け入れてくださる鳥取大学の先生方、そして頑張ってくれたスタッフさん達に感謝です。
来年も安全第一!で頑張ります。
鳥取大学眼科同門会
土曜日はANAクラウンプラザホテルにて開催された、鳥取大学眼科同門会講演会に参加してきました。まず近隣の先生方から11題の演題のご発表がありました。視能訓練士の先生からVisual snow 症候群に対する遮光メガネ処方のお話など興味深い話題が多くありました。また、小瞳孔やIFISに対しての瞳孔拡張リング「クローバーリング」について開発者である飽浦先生からの紹介もありました。すでに愛用していますが挿入設置、抜去とも非常に容易で瞳孔&虹彩への負担も極めて少ない優れた手術補助器具です。当院では柴先生の排水器とならんでオペ必携器具の殿堂入りです。
特別講演は九州大学の園田康平先生から「ぶどう膜炎診療のTips」と題してご講演くださいました。症例を列挙しながら分かりやすく解説頂き、基本的なお話から、免疫回復ぶどう膜炎、悪性黒色腫や肺癌治療等に伴うぶどう膜炎など最近の注意すべき病態等大変勉強になりました。ありがとうございました。
九大眼科の歴史のお話もありましたが、開設当時カメラがない時代は専属の画伯さんがおられたそうです。「HPに掲載してありますよ」とのお話だったので早速拝見しにいってみましたが大変興味深いです。絵の美しさもさることながら、詳細に観察できる技術に加え、解剖、組織、疾患に対する知識も有しておられたということですごい事だと思います。プリントして院内に飾りたい位です。
講演会の後は懇親会。久しぶりの先生方と飲んで語って2次会まで。楽しい時間を過ごしました。
院内研修〜アイリーア®8mg〜
昼休憩は参天製薬とバイエル薬品の担当さんがおいでになり、アイリーア(アフリベルセプト)8mg硝子体注射の解説をしてくださいました。今回は特に糖尿病黄斑症(DME)に焦点をあてて、先日東京でも拝聴したSDC(sustainable disease control)の考え方などもお話くださいました。これまでの2mg製剤に対する非劣性検証であるPHOTON試験についても、頂戴したパンフレットには載っていなかった96週での結果も踏まえて解説してくださいました。大変勉強になりました。 ありがとうございました。> 参天さん、バイエルさん。
院内研修〜黄斑円孔〜
火曜日は月例の院内勉強会。本日は事務さんが担当で、黄斑円孔について勉強して発表してくれました。院長は午前診療がずれ込み発表には遅刻。定例のホウレンソウ&インシデント報告から合流しました。今年もあとわずか。お楽しみの新年会の相談もあり妙に盛り上がりました。お疲れ様でした。
臨床眼科学会へ
道中のサービスエリアにて。
月と街灯、シンとした雰囲気、なんか好きです。
モーニングセミナーは多焦点レンズのお話。この度AMO社から発売になったTECNIS Odysseyについて聞いてきました。連続焦点のレンズですが、当院でも採用している同社のSynergyと比較してハロー、グレアはかなりおさえられ、スターバーストも低減されているようです。もともと定評のある優れたTECNISプラットフォームであり、素材&製法、形状、嚢内安定性等、信頼性も高いです。当院も選定医療で使用できるよう届出予定です。先日申請したAlcon社のClareon Vivity、HOYA社のVivinex Gemetricもありますし、だいぶラインナップが変わってきました。
小児近視進行予防のお話も聞いてきました。当院でも低濃度アトロピン点眼を用いておりますが、現在はシンガポールからの輸入となります。同様のものを参天製薬が申請中とのことでごく近い将来認可がおりて使用可能となるようで大変期待しております。ただやはりこれも保険適応にはならなさそうな気配・・。近視人口増加著しい昨今、諸疾患の危険因子となる近視に対する予防医療になぜ力をいれてもらえないのか?と思います。
そのほかオルソK、多焦点コンタクト、レッドライト等治療の最新のお話も見聞してきました。
医院へのお土産は阿闍梨餅。満月本店で大量買いしてきました。
院内研修〜グラアルファ〜
これまで点眼治療は、1成分から始めて病状進行に伴い2成分、3成分と増やしていくのが通常であり、その中でお薬の本数を抑えて患者さんの負担を軽減するために成分を組み合わせた配合剤を取り入れていくと言う考えでした。
以前にも、1成分からの増強で配合剤をもちいて3成分へステップアップすると言う考えを伺った事はありましたが、治療初期から配合剤を使用していきなり2成分3成分といった強化治療を行ういう考えがあるようです。
また、これまでブリモニジンに神経保護作用があるのは有名な話でしたが、リパスジルにも同様に保護作用が認められ、両者の配合剤であるグラアルファはさらに有意差を持って保護効果が認められたとのこと。大変興味深い内容でした。
ありがとうございました>興和さん
瀬戸内眼科コロシアム
白内障手術のセッションでは多焦点眼内レンズについて最新のレンズも含め各レンズの特徴や見え方、選択の指針など大変参考になりました。涙道内視鏡の話では、SGI(Sheath-guided Intubation)手技で涙道内視鏡に直接装着できるヌンチャク型チューブの新製品の紹介もありました。これを使えば手術手順の省略、手術時間の短縮が見込めるようです。
他、レッドライト治療による近視進行抑制治療、網膜静脈閉塞等の眼底疾患と網膜静脈圧の関連のお話など興味深い内容が多く、大変勉強になる会でした。