院内研修〜リパスジル〜
お昼休み、興和の担当さんがおいでになり同社の緑内障治療薬グラナテック(リバスジル)と、配合剤グラアルファ(リバスジル+ブリモニジン)の説明会を開いて下さいました。
現在主流の緑内障治療薬の大半は房水産生抑制や流出の副経路を介した眼圧下降が主となっています。これらの点眼を長期に行うことで流出主経路(繊維柱帯、シュレム管、集合管、上強膜静脈)の機能が廃用性に衰えることが示唆されているそうです。リバスジルは流出主経路に作用する薬剤ですのでこれら機能の改善も期待できるとの事。流出路再建手術との併用時の成績など解説してくださり大変勉強になりました。
ありがとうございました>興和さん。
第128回日本眼科学会総会へ
今回は先日涙道内視鏡のレクチャーを受けたこともあり、ちょっと涙道関連のことなどに興味をもって見聞きしてきました。機器展示場ではファイバーテックの担当さんがかなり時間をとって細かくお話してくださいました。ありがとうございました。
カメハメ波?波動拳?コンタクトをモチーフになかなか面白いです。
受付には立派な書が。隣のモニタに作成風景が流れてました。
参加賞のコングレス(エコ)バッグ。これかなりの優れものです。
コンパクトなエコバッグは畳むのが億劫ですが、これは一瞬で畳めます。
気に入って早速使っています。
"0"スタート涙道治療 in 山陰
土曜日は夕方から松江テルサへ。「"0"スタート涙道治療 in 山陰」という講習会があり受講してきました。
涙道内視鏡、以前から興味は持っていたのですが開業医が独学で始めるには敷居が高く手が出せずにいました。まさにそういった眼科医の後押しをしてくれる会でした。
模擬眼?模擬顔?を用いた実際の手技の実習では、直接第一人者の先生から手ほどきをうけました。内視鏡というもの自体が初体験でアワアワしましたが非常にフレンドリーに指導してくださり、あまり緊張せずにすみました。ありがとうございました。実習後の質疑応答では、涙道内視鏡関連のことはもちろん、日常診療の中での涙道診療のちょっとしたコツなどもお話があり、大変勉強になりました。ありがとうございました。
院内研修〜ブリモニジン〜
昼休憩は、千寿製薬の担当さんがおいでになり同社の緑内障治療点眼剤アイファガン(ブリモニジン)と配合剤について解説してくれました。
副作用のお話もありました。点眼は局所外用剤であり全身副作用に油断しがちですが鼻涙管を通って鼻へ抜け、鼻粘膜から結構吸収されます。βブロッカーと心疾患&喘息はかなり注意していますが、ブリモニジンでも血圧低下などの副作用が出る場合はあるとのことで、先日当院でも関連があるかもしれない患者さんを経験しました。侮れません。点眼後は軽く目頭をおさえてしばらく目をつぶることが重要です。
本日は実習においでになっていた鳥取大学医学部の学生さんも同席していただきました。
お忙しい中ありがとうございました。>千寿さん
春支度
遅ればせながら我が家の車たちのタイヤ交換をしました。腰痛とともに春の到来を実感します。
院長のポンコツ号はサスペンションあたりからおかしな音がでていましたので4ヶ所ウマかけて久々の浮遊状態に。タイヤ交換ついでにゴニョゴニョしてみました。おさまってくれるとよいですが・・。
下回りみてみるとまた両側サイドシル後方からリアフェンダーにかけてサビ再発、塗装がぷくぷくしてます( ; ; )
ジャッキアップポイントにウマかけるのもちょっと憚られます。新車購入から27年目、また以前のように錆び退治をお願いしようか考え中です。
院内研修〜帯状疱疹〜
院長は午前診療が長引き参加できませんでしたが、後で資料をいただきました。お疲れ様でした。
機種変更
白内障手術機械更新のため、本日は愛機NIDEK社製Fortasでの最終手術でした。
白内障から硝子体までトータルで行える機械でペリスタポンプ2系統装備、ハロゲン&キセノン光源、レーザー内蔵と開院当時こだわって導入した機器でした。ほぼ白内障手術での利用でしたが術中安定性も非常によく、もちろん定期メンテナンスはしてもらっていましたが12年間ほぼノートラブルで手に馴染んだ機体でした。黒銀の筐体もシブい思い入れのあるヤツです。お疲れ様でした。
そして次回手術日から活躍予定のAlcon社製CENTURION。灌流液を本体内加圧式(Active Fluidics)としハンドピースにもセンサー内蔵(ACTIVE SENTRY)、低眼圧低負担で安全性の高い手術が行えます。高級そうなキンキラ筐体もこれはこれでかっちょいい。使用するのが楽しみです。
院内研修〜マイボーム腺〜
火曜日の昼休憩は月例の院内勉強会でした。今回は事務さんが担当で眼瞼炎とマイボーム腺機能不全(MGD)等について解説してくれました。マイボーム腺とは上下瞼にある油の分泌腺であり、不調をきたすことでドライアイやものもらい、眼瞼の炎症など種々の症状の原因となります。またMGDはご高齢の方の原因不明の訴え(不定愁訴)の一因であることも多いです。瞼を温める温罨法、眼瞼縁を清潔に保つリッドハイジーンなど、当院でも手製パンフレットなど配布して「瞼のケア」を積極的に啓蒙しています。準備お疲れ様でした。
本日のお楽しみ弁当はこめ蔵さんのお弁当。写真撮り忘れましたが美味しゅうございました。
院内研修〜アイリーア8mg〜
昼休憩は、参天製薬の担当さんがおいでになり、近日発売になる硝子体注射薬アイリーア®8mgの説明をしてくださいました。現在当院でも多用している製剤(2mg)の高濃度版であり、通称4倍リーアなんだそうです。まずは加齢黄斑変性と糖尿病黄斑症から認可、今後近視性や静脈閉塞に伴う黄斑浮腫にも適応拡大予定とのこと。
高濃度となったことでも特に副作用、有害事象等の発生率は変わらず、効果の延長が望めるようです。なかなか終わりが見えない治療となりがちな加齢黄斑変性&糖尿病黄斑症において、年間当たりの投与回数減少が見込めるのはありがたいです。
惜しむらくはバイアル製剤なこと。フィルター針で吸って針付け替えて微細なエアを抜いて(これが大変)、と手間、操作が増えることでトラブルや汚染のリスクも上がります。現行と同じようなシリンジ充填済み(プレフィルド)製剤を早く出してもらえるとありがたいです。
お忙しい中ありがとうございました。>参天さん
第47回日本眼科手術学会学術総会
Deep set eye(奥目)の対処、散瞳不良はIFIS(術中虹彩脆弱症候群)の恐れあり、水晶体嚢の色素付着分布から水晶体傾斜(チン小体断裂)の予測など、術前の評価と備えの重要性を再確認しました。また眼球そのものの問題以前に患者さんのキャラクターとしての問題、認知症(安静保てない)や不安に対する対処などのお話も参考になりました。術中ビーズクッションをニギニギしてもらうと精神安定に良いそうです。当院ではスタッフさんがなるべく患者さんの手を握ってくれてますが、外回り業務でどうしても離れざるを得ない事も多々あります。クッション併用も検討してみようと思います。
今回の学会はポスターからして一世風靡した某アニメを意識しておられるようですが、会場内でもBGMに「Fly me to the moon」が流れているなど、なかなかの徹底ぶりでした。
あとこれまで自分の主な手術方式は一番オーソドックスなDivide & Conquer法の変法だと信じていましたが、じつはStop & Chop法という名前があるらしいことも新鮮な発見でした。また以前JSCRSで仕入れてきて硬い核に多用している方式、名前がわからず院内では適当に「穴掘りチョップ」などと呼称していましたが、正式名称はHole assisted Chop法ということがわかり、大変スッキリしました。
帰路「満月」さんへ。医院へのお土産に
大量の阿闍梨餅買って帰りました。
美味しいです。
院内研修〜視野と運転〜
火曜日の昼休憩は月例の院内勉強会でした。今回は看護師さんが担当で、視野と運転免許を取り巻く諸問題について解説してくれました。
緑内障や網膜色素変性症など視野を障害をきたす疾患や、大型の運転手さん達など職業ドライバーの高齢化など、免許更新時の視野検査の重要性は高まつていますが、なかなか人手や機材、時間、コストの問題など実施上は難しい点が多々あります。
視野障害が原因となる事故の抑止のため、職業運転手さん達の眼科検診普及に向けての国土交通省の取り組み、モデル事業についても紹介してくれました。
いつもの疾患主体の勉強会と違い、大変興味深い内容で参考になりました。お疲れ様でした。
院内研修〜Clareon〜
昼休憩はアルコンのサージカル担当さんがおいでになり、同社の眼内レンズClareonの解説をしてくださいました。前身であるAcrysofは、大学時代や開業当初にもお世話になっていたレンズですが、素材が変わり表面の精度向上やエッジデザイン変更で、グリスニングやヘイズ、SSNG、Dysphotopsiaの抑制成績が良いようです。
また近日白内障手術機械を現在使用している二デック社Fortasからアルコン社のCENTURIONへ更新予定しています。Fortasもとても良いマシンで自分の手に馴染んで愛着もあるのですが、昨秋しばらくデモ機をお借りした際のCENTURIONの前房安定性はやはり素晴らしいものがありました。低眼圧で手術できることも患者さんの目の負担軽減につながります。そのあたりのことも含めていろいろ疑問点など質問させていただきました。かれこれ10年近く前ポンコツ号で松山へセミナーを聞きに行った際に発売前の同機が展示してありすげー!って憧れたのを思い出しました。あれからアップデートを重ねてハンドピースにまでセンサー内蔵するなど進化しており感慨深いものがあります。
お忙しい中、ありがとうございました。〉アルコンさん。
除雪機修理
昨年は不調だったユキオス君、今年は一発始動で好調です。代わりにシュータータイプの方が・・。
エンジンは良好ですが、オーガの高さを固定するダンパーが劣化して固定出来ず除雪部の高さがぐらぐらでした。ダンパーを取り寄せて交換です。作業自体は簡単で上は割りピン固定、下はナット1箇所緩めるだけでした。固定ナットだけ新しいダンパーに移植してレバーの握り代見ながら調整、締め付け。付属の新品割りピンがなぜか太くて入らず、仕方なく再利用です。ちぎれませんように。
ついでにバッテリーも交換。スターターで一発始動、楽ちんです。
これでいつ雪が降っても大丈夫!なんですが、なるべく積もりませんように・・
島根県臨床眼科研究会へ
日曜日は朝から出雲市へ。ニューウェルシティ出雲で開催された島根県眼科臨床研究会へ参加してきました。特別講演二題で一題目はふくおか眼科クリニック中野 福岡佐知子先生からカートリッジを用いた眼内レンズ(IOL)摘出と有水晶体眼内レンズ(ICL)についてのお話でした。
IOL摘出は滅多にないことですが、白内障術後の大幅な屈折値ズレや術中の眼内レンズ破損などのトラブルで入れ替えざるを得なくなる場合もあります。多焦点眼内レンズも盛んな昨今、白内障術者にとっては必須手技の一つであると思います。
当院でも稀に行ったことはありますが創口を拡大し眼内でレンズを2-3分割して取り出すため、やはり患者さんの目にそれなりに負担がかかります。福岡先生の方式は創口拡大は最小で挿入用カートリッジを用いて挿入時と同じように折り畳みながら引っ張り出すもので、以前学会で伺った時すぐに先生ご考案の専用鑷子を購入しました。幸い未だ使用歴はありませんが、今回いいろいろ細かいお話もきけて大変参考になりました。ありがとうございました。
趣味納め〜バッテリー交換〜
ロードスターは重量配分への配慮から重たいバッテリーがトランクルームにあります。エンジンルームと違い密閉空間なためガスがたまるとボカン!といくそうでセミシールドバッテリーが採用されており専用の排気チューブがあります。純正と接続が凹凸逆なのでホームセンターに走って水槽用のエアチューブ継手を購入、切って巻いてゴニョゴニョして無理やり繋げました。容量大きめにしてるためか設置スペースにゆとりがなく存外苦戦しました。中腰重量物での知恵の輪で腰が・・・。
年末年始
眼科待合窓側、受付、ペインクリニック受付にあります。当院へお越しの際には是非ご覧ください。
年末年始は下記日程にて暦通りで診療致します。
29日(金) 通常診療
30日(土) 〜1月3日(水) 休診
4日(木) 通常診療
ご協力の程、よろしくお願い致します。
院内研修〜アトロピン&マイオピン〜
火曜日の昼休憩は今年最後の月例院内勉強会でした。今回は視能訓練士さんが担当で小児の屈折検査で使用しているアトロピン点眼と近視の進行予防点眼マイオピン(自費診療)をテーマに効能、副作用、点眼指導や対処についてなど解説してくれました。
アトロピン点眼は小児の屈折値を正確に測定するために必要な点眼ですが発熱や紅潮などの副作用も出やすく、鼻粘膜から全身への吸収を避けるため点眼時の目頭(涙嚢部)圧迫が重要です。近視進行予防として現在国内でも使用が増えているマイオピン点眼はこの1%アトロピン点眼の1/100濃度となり副作用は稀ですが若干散瞳が翌朝のこって眩しさが出る場合もあります。
その後はまた恒例、各部署からのほうれんそうとインシデント報告。左右眼の散瞳間違い事例など報告があり、対策を検討しました。
今年もたくさんの勉強会、お疲れ様でした。
本年最終予定手術〜クリスマスツリー白内障〜
本日は年内最後の予定手術日でした。白内障8例でしたが多焦点眼内レンズ、乱視矯正眼内レンズ、散瞳不良症例(I-RING使用)、IFIS(術中虹彩緊張低下症候群)などなかなか多彩でした。その中にお一人ちょっと特殊な白内障の患者さんが・・・
クリスマスツリー白内障と呼ばれる、赤緑金色などオーナメントのようなキラキラが散りばめられたちょっぴりレアな白内障です。狙ったわけではないですがタイミング的にもまた・・。患者さんからすれば普通に見えにくいただの白内障ですが非常に綺麗で、見つけた眼科医は不謹慎にもちょっと嬉しくなってしまう白内障です。無事治療させていただきました。
今年も皆さん大きな問題もなく無事終了することができました。執刀させて頂きました患者さん方、そして頑張ってくれたスタッフさん達に感謝です。来年は白内障手術機器の刷新も予定しており引き続き安全第一な手術を心がけてまいります。よろしくお願いいたします。
院内研修〜デジタル眼精疲労〜
昼休憩はアルコンの担当さんが来院され、デジタル眼精疲労に絡めて同社のコンタクトレンズついて解説してくださいました。デジタル機器を長時間使用することで生じる症状の総称のようで、以前でいうところのVDT症候群でしょうか?
原因の一因であるドライアイについてのお話もあり、コンタクト装用者の涙液層はレンズの上下に分割されレンズ表面は涙液層が薄い上に膜型ムチンもないことから乾きやすいということでした。
同社のトータルワン、プレシジョンワン、トータル14は涙液層の維持時間が有意に長く、眼瞼との摩擦等も防ぐため有利であるとのお話でした。ご多忙中ありがとうございました > アルコンさん
東京学生柔道オープン大会
日曜日は講道館で東京学生柔道オープン大会が開催され、関東の医学部に通う長男坊が81Kg級に参加しました。
「ちょっと東京に応援に行ってくるわ!」(・・ちょっと?)
とフットワーク軽く日帰り弾丸応援に行った副院長が動画を送ってくれました。楽しみに見てみると
「もっと自分から攻めなさいよ!」
「寝技もしたら!?」
などなど、至近距離から臨場感あふれる声援が・・。小学生時代の応援から変わりません。
しかもうっかり座った場所は相手選手の応援団の中だったとか。さすがです。
長男坊の戦績はというと、なんと81Kg級優勝でした。
単位はなんとかギリギリクリアしつつ、柔道やってバイトもやって、と充実した学生生活を送れているようです。
鳥取大学眼科同門会
土曜日はANAクラウンプラザで開催された第73回鳥取大学眼科同門会講演会へ参加してきました。
大学病院や近隣の先生方から多くの一般演題のご発表の後、特別講演は大阪公立大学 本田茂先生から「加齢黄斑変性病態の最新知見」としてお話を拝聴しました。最新の薬剤の情報もまじえて投与方法について臨床における理想と現実などお話くださいました。現在主流のTreat and Extend(TAE)法にて13週を超える安定症例については休止できる可能性もあるとのことで、終わりの見えない治療になりがちな加齢黄斑変性において光明となりそうなお話もありました。ありがとうございました。
講演会後はお楽しみの懇親会。ポストコロナで4年ぶりに一堂に会しての開催。久しぶりの先生方と飲んで語って2次会にまでお邪魔して、楽しい時間を過ごしました。
院内研修〜感染性結膜炎〜
火曜日昼休憩は月例の院内勉強会でした。今回は視能訓練士さんが担当。
ここ最近いわゆる「はやりめ」、アデノウイルス陽性の患者さんが増えており、ウイルスによる感染性結膜炎の主だったものや、来院された場合の対応や消毒等の対処を含め、解説&再確認してくれました。お疲れ様でした。
当院では感染が疑われる患者様におかれましては、他の患者様への影響を考え、隔離させてていただいた上でできる範囲の検査とさせていただいております。ご不便をお願いいたしますがご協力のほどよろしくお願いいたします。
本日のお楽しみ弁当は定番のぴえろ弁当さん。
院長は大好物のエビフライ。幸せでした・・。
冬支度
先日タイヤ脱落による痛ましい事故もありました。トルクレンチで規定値で締める&走行後の増し締めは必ず行っていますが、再度肝に銘じました。
冬タイヤ交換はお早めに。