院内研修〜黄斑円孔〜
火曜日は月例の院内勉強会。本日は事務さんが担当で、黄斑円孔について勉強して発表してくれました。院長は午前診療がずれ込み発表には遅刻。定例のホウレンソウ&インシデント報告から合流しました。今年もあとわずか。お楽しみの新年会の相談もあり妙に盛り上がりました。お疲れ様でした。
臨床眼科学会へ
道中のサービスエリアにて。
月と街灯、シンとした雰囲気、なんか好きです。
モーニングセミナーは多焦点レンズのお話。この度AMO社から発売になったTECNIS Odysseyについて聞いてきました。連続焦点のレンズですが、当院でも採用している同社のSynergyと比較してハロー、グレアはかなりおさえられ、スターバーストも低減されているようです。もともと定評のある優れたTECNISプラットフォームであり、素材&製法、形状、嚢内安定性等、信頼性も高いです。当院も選定医療で使用できるよう届出予定です。先日申請したAlcon社のClareon Vivity、HOYA社のVivinex Gemetricもありますし、だいぶラインナップが変わってきました。
小児近視進行予防のお話も聞いてきました。当院でも低濃度アトロピン点眼を用いておりますが、現在はシンガポールからの輸入となります。同様のものを参天製薬が申請中とのことでごく近い将来認可がおりて使用可能となるようで大変期待しております。ただやはりこれも保険適応にはならなさそうな気配・・。近視人口増加著しい昨今、諸疾患の危険因子となる近視に対する予防医療になぜ力をいれてもらえないのか?と思います。
そのほかオルソK、多焦点コンタクト、レッドライト等治療の最新のお話も見聞してきました。
医院へのお土産は阿闍梨餅。満月本店で大量買いしてきました。
院内研修〜グラアルファ〜
これまで点眼治療は、1成分から始めて病状進行に伴い2成分、3成分と増やしていくのが通常であり、その中でお薬の本数を抑えて患者さんの負担を軽減するために成分を組み合わせた配合剤を取り入れていくと言う考えでした。
以前にも、1成分からの増強で配合剤をもちいて3成分へステップアップすると言う考えを伺った事はありましたが、治療初期から配合剤を使用していきなり2成分3成分といった強化治療を行ういう考えがあるようです。
また、これまでブリモニジンに神経保護作用があるのは有名な話でしたが、リパスジルにも同様に保護作用が認められ、両者の配合剤であるグラアルファはさらに有意差を持って保護効果が認められたとのこと。大変興味深い内容でした。
ありがとうございました>興和さん
瀬戸内眼科コロシアム
白内障手術のセッションでは多焦点眼内レンズについて最新のレンズも含め各レンズの特徴や見え方、選択の指針など大変参考になりました。涙道内視鏡の話では、SGI(Sheath-guided Intubation)手技で涙道内視鏡に直接装着できるヌンチャク型チューブの新製品の紹介もありました。これを使えば手術手順の省略、手術時間の短縮が見込めるようです。
他、レッドライト治療による近視進行抑制治療、網膜静脈閉塞等の眼底疾患と網膜静脈圧の関連のお話など興味深い内容が多く、大変勉強になる会でした。
院内研修〜マイオピン点眼〜
火曜日は月例の院内勉強会。本日は石倉副院長が担当されマイオピン点眼について解説してくださいました。
小児近視進行抑制点眼薬「マイオピン 」は当院でも導入しておjりオルソKと同様に自由診療となります。夜一回点眼で副作用報告もほとんどなく比較的安全な治療であり、当初0.01%の低濃度から導入、先日から0.025%の高濃度版も開始しました。高濃度版の方には以前からリバウンドの問題もいわれておりましたので、中止する際にはしばらく低濃度版に切り替えてからの離脱、等方針確認をしました。その後はまた恒例のほう・れん・そうです。
本日は医学部の学生さんも見学のいらしており、一緒に参加していただきました。お疲れ様でした。
アイリーア®8mg発売記念講演会
品川プリンスホテルで開催されました「アイリーア®8mg発売記念講演会」に参加してきました。
もともと2mg製剤は10年以上まえから使用しておりますが、今春高濃度版の8mg製剤が発売になりました。
滲出型加齢黄斑変性症(nAMD)、糖尿病黄斑症(DME)の治療について、錚々たる先生方が演者、座長をおつとめになり大変勉強になる会でした。
今回の講演会ではSDC(sustainable desease control:持続可能な疾患コントロール)がキーワードのようでした。
nAMDもDMEもなかなか完治は難しく最近ではSDCの考えが重要視されつつあります。投与間隔の延長が見込める薬剤であれば患者さんの身体的、経済的負担の軽減につながり、ひいては医療者の負担軽減にもつながります。
質疑応答で会場の先生からの質問に「患者さんにとって成功体験がとても重要」という話がありました。長期化する治療の中でどうしても治療中断、脱落していく患者さんがいらっしゃいます。治療後「よく見えるようになった!」という体験がモチベーションとなるとのことでした。早期に滲出液が引いている方が長期的な視力予後が良いとのお話もあり、より早くより強く効果が得られる薬剤とのことで期待されます。
当院でも発売当初から使用開始させていただいており期待の薬剤です。
ありがとうございました。〉参天さん、バイエルさん
西医体ボート競技へ
百間川で開催された西日本医科学生総合体育大会ボート競技に後輩の学生さんたちの応援に行ってみました。
今回は近隣をはじめOBに声かけがあり各地からかなりたくさんの先生方が駆けつけてくださいました。やたら教授率が高い錚々たるメンバーで我々夫婦など超下っ端です。OB会長に至っては横断幕まで作成してきてくださいました。
かっこいい!
現役の皆さんはこの一年非常に熱心な練習を積んで来られたとのことで、各種目皆決勝進出されメダル獲得、女子ダブルスカル優勝!、一般女子クォドルプル「Stella」は二連覇!!と優秀な成績を残されました。
そして対校クルー「瑞祥」は舵手付きフォア決勝進出で4位。昨年から大躍進ではないでしょうか?
対校艇「瑞祥」 蹴り出し!
最近OBの支援熱もなにやら高まってきております。また来年も応援にいくのが楽しみです。
東医体 柔道
院長仙台は初訪問です。牛タン、ほや、笹かま・・・。子供の応援にかこつけての旅行、楽しみにしていました。
土曜日は団体戦、長男坊の所属する東海大学伊勢原は危なげなく無事優勝。今回で東医体6連覇だそうです。その前も1度の不参加を挟んで7連覇だったそうで、なかなかすごい戦績です。
日曜日は個人戦、73kg級出場の長男坊、昨年は準決勝でコロンとやられて3位でしたが、今年は気合充分で決勝進出!・・・でまたヒョイっと投げられて残念ながら準優勝でした。来年こそ!
ハラハラドキドキ楽しんだ応援の帰り、仙台発伊丹行きの便が雷雨のためまさかのキャンセル。慌てて新幹線を取り直して深夜何とか帰りつきましたが、月曜の診療に間に合うように帰り着けるのか?一番ハラハラドキドキしました。疲れましたが楽しい夏旅行でした。
おめでとうございます。変なポーズの長男坊・・。
院内研修〜ドライアイ〜
お疲れ様でした。
中国四国眼科ブロック講習会
日曜日はポンコツロードスターで岡山へ。岡山県医師会館三木記念ホールにて開催された中国四国眼科ブロック講習会へ参加してきました。現地&オンラインのハイブリッド開催でしたが、数年後鳥取県開催時の担当に任命されており後学のため現地入りしてみました。
受付や会場のあちこち写真撮らせてもらってました。不審だったかもしれません。
第39回JSCRS学術集会へ
23時ごろ博多のホテル着。ギリギリまで診療して列車に飛び乗ったので晩御飯が買えず、という言い訳を胸にホテルで勧められたラーメン屋さん「一双」へ。
目の前で煮詰められる巨大ずんどうの豚骨がど迫力です。泡々クリーミーで大変美味しゅうございました。
学会場ではまたトラブル回避、対処法を主に見聞きしてきました。まさにここ2週間立て続けに疑い症例に悩まされた後極白内障のお話&対処方法もあり、タイムリーでした。学会に行くたびに毎度白内障トラブル対応のテーマに吸い込まれてしまいますが、考え方と対処法の再確認になるとともにやはり新しい発見もあり大変勉強になります。そのほか某社の最新レンズ、単焦点+αのレンズ、3重焦点レンズについても情報を仕入れてきました。
夜は福岡で活躍中の同期の先生と久しぶりにご一緒しました。コロナ禍でしばらく会えなかった間の近況など旧交を温め、楽しいひとときでした。
そして最終日、新幹線に乗る前に駅前でまた寄ってしまいました。3日間で2食豚骨ラーメン。罪悪感がすごいです。
やっぱり一蘭が一番好き。
院内研修〜コンタクトトラブル〜
昼休憩は月例の院内勉強会でした。本日は事務さんが担当で、コンタクトレンズの不適切使用やトラブルについて解説してくれました。ネット通販などで素性のわからないカラコンを使用しトラブルで来院される方が増えています。往々にしてよくわからないメーカー製で素材や酸素透過性も謳われていないものが多いです。
コンタクトレンズは身近ではありますが一歩間違うと失明のリスクもあるものであり、人口呼吸や透析機と同じ高度管理医療機器に分類されます。信頼できるレンズを装用し定期検診をきちんと受けましょう。
本日のお楽しみ弁当はこめ蔵さんのお弁当。美味しゅうございました。
院内研修〜アレジオン眼瞼クリーム&涙道内視鏡〜
昼休みは院内勉強会。うっかりダブルブッキングで2つ立て続けでした。
一件目は参天製薬の担当さんがおいでになり新発売となるアレジオン眼瞼クリームについて解説してくださいました。
アレジオン(エピナスチン)はもともと4回の点眼でしたが、数年前アレジオンLXが発売され2回なり使いやすくなりました。今回のクリーム製剤は眼科のなかでも珍しい剤形で軟膏ともまた異なり、眼瞼に塗布することで浸透して行き結膜炎に効果を発揮する製剤となります。1日1回ですみますし点眼が難しいお子様にも使いやすい。また眼瞼にも炎症ある方にも効果が期待できそうです。 ありがとうございました>参天さん。
参天さんを質問攻めにした後、急ぎオペ室へ。
ファイバーテックさんが涙道内視鏡のデモ機を持ってきてくださいました。
先日松江でレクチャーを受けて以来、当院でも涙道内視鏡の導入を検討しております。今回は鼻腔用ファイバーと涙道ファイバーも最新のものを持ってきてくださいました。一晩置いてくださったので深夜のオペ室で一人、あれこれ使って練習させてもらいました。
ありがとうございました。>ファイバーテックさん
院内研修〜動脈と静脈〜
昼休憩は月例の院内勉強会でした。本日は看護師さんが担当で、動脈と静脈の違いや特徴、眼科において動脈性、静脈性の疾患の代表的なものについて解説してくれました。きれいな資料も作ってくれて、わかりやすい内容でした。お疲れ様でした。
本日のお楽しみ弁当は花房精肉店のお弁当。美味しゅうございました.
山陰眼科集談会へ
日曜は朝から出雲市へ。ツインリーブスホテル出雲で開催された第68回山陰眼科集談会へ参加してきました。
前半は島根大学、鳥取大学、近隣の先生方から8題の一般演題があり一題目の演者はなんと島根大学の医学生さんとのことでした。認知機能と緑内障との関連についてのご発表でしたが、堂々としておられ感服致しました。
特別講演は島根大学の兒玉達夫先生から眼部腫瘍について、愛知医科大学の瓶井資弘先生から硝子体手術におけるOCT(光干渉断層計)の活用についてのそれぞれご講演でしたが、ちょっと家庭の事情で戻らないといけなくなり失礼しました。残念です。
ところで今回久々の大失態。朝ポンコツ号の気持ち良いドライブでついニューウェルシティ出雲に行ってしまいました。フロントに挨拶して2階にあがったら誰もいない・・。もう一回フロントに挨拶してスゴスゴ退散。途中で挨拶した業者さんっぽい方も全く無関係の人でした・・。慌ててポンコツ号に飛び乗り急ぎツインリーブスへ。早めに出雲入りできていたおかげで何食わぬ顔で会場入りできました。会場間違い、時々やらかします。思い込みは怖いです。
院内研修〜リパスジル〜
お昼休み、興和の担当さんがおいでになり同社の緑内障治療薬グラナテック(リバスジル)と、配合剤グラアルファ(リバスジル+ブリモニジン)の説明会を開いて下さいました。
現在主流の緑内障治療薬の大半は房水産生抑制や流出の副経路を介した眼圧下降が主となっています。これらの点眼を長期に行うことで流出主経路(繊維柱帯、シュレム管、集合管、上強膜静脈)の機能が廃用性に衰えることが示唆されているそうです。リバスジルは流出主経路に作用する薬剤ですのでこれら機能の改善も期待できるとの事。流出路再建手術との併用時の成績など解説してくださり大変勉強になりました。
ありがとうございました>興和さん。
第128回日本眼科学会総会へ
今回は先日涙道内視鏡のレクチャーを受けたこともあり、ちょっと涙道関連のことなどに興味をもって見聞きしてきました。機器展示場ではファイバーテックの担当さんがかなり時間をとって細かくお話してくださいました。ありがとうございました。
カメハメ波?波動拳?コンタクトをモチーフになかなか面白いです。
受付には立派な書が。隣のモニタに作成風景が流れてました。
参加賞のコングレス(エコ)バッグ。これかなりの優れものです。
コンパクトなエコバッグは畳むのが億劫ですが、これは一瞬で畳めます。
気に入って早速使っています。
"0"スタート涙道治療 in 山陰
土曜日は夕方から松江テルサへ。「"0"スタート涙道治療 in 山陰」という講習会があり受講してきました。
涙道内視鏡、以前から興味は持っていたのですが開業医が独学で始めるには敷居が高く手が出せずにいました。まさにそういった眼科医の後押しをしてくれる会でした。
模擬眼?模擬顔?を用いた実際の手技の実習では、直接第一人者の先生から手ほどきをうけました。内視鏡というもの自体が初体験でアワアワしましたが非常にフレンドリーに指導してくださり、あまり緊張せずにすみました。ありがとうございました。実習後の質疑応答では、涙道内視鏡関連のことはもちろん、日常診療の中での涙道診療のちょっとしたコツなどもお話があり、大変勉強になりました。ありがとうございました。
院内研修〜ブリモニジン〜
昼休憩は、千寿製薬の担当さんがおいでになり同社の緑内障治療点眼剤アイファガン(ブリモニジン)と配合剤について解説してくれました。
副作用のお話もありました。点眼は局所外用剤であり全身副作用に油断しがちですが鼻涙管を通って鼻へ抜け、鼻粘膜から結構吸収されます。βブロッカーと心疾患&喘息はかなり注意していますが、ブリモニジンでも血圧低下などの副作用が出る場合はあるとのことで、先日当院でも関連があるかもしれない患者さんを経験しました。侮れません。点眼後は軽く目頭をおさえてしばらく目をつぶることが重要です。
本日は実習においでになっていた鳥取大学医学部の学生さんも同席していただきました。
お忙しい中ありがとうございました。>千寿さん
春支度
遅ればせながら我が家の車たちのタイヤ交換をしました。腰痛とともに春の到来を実感します。
院長のポンコツ号はサスペンションあたりからおかしな音がでていましたので4ヶ所ウマかけて久々の浮遊状態に。タイヤ交換ついでにゴニョゴニョしてみました。おさまってくれるとよいですが・・。
下回りみてみるとまた両側サイドシル後方からリアフェンダーにかけてサビ再発、塗装がぷくぷくしてます( ; ; )
ジャッキアップポイントにウマかけるのもちょっと憚られます。新車購入から27年目、また以前のように錆び退治をお願いしようか考え中です。
院内研修〜帯状疱疹〜
院長は午前診療が長引き参加できませんでしたが、後で資料をいただきました。お疲れ様でした。
機種変更
白内障手術機械更新のため、本日は愛機NIDEK社製Fortasでの最終手術でした。
白内障から硝子体までトータルで行える機械でペリスタポンプ2系統装備、ハロゲン&キセノン光源、レーザー内蔵と開院当時こだわって導入した機器でした。ほぼ白内障手術での利用でしたが術中安定性も非常によく、もちろん定期メンテナンスはしてもらっていましたが12年間ほぼノートラブルで手に馴染んだ機体でした。黒銀の筐体もシブい思い入れのあるヤツです。お疲れ様でした。
そして次回手術日から活躍予定のAlcon社製CENTURION。灌流液を本体内加圧式(Active Fluidics)としハンドピースにもセンサー内蔵(ACTIVE SENTRY)、低眼圧低負担で安全性の高い手術が行えます。高級そうなキンキラ筐体もこれはこれでかっちょいい。使用するのが楽しみです。
院内研修〜マイボーム腺〜
火曜日の昼休憩は月例の院内勉強会でした。今回は事務さんが担当で眼瞼炎とマイボーム腺機能不全(MGD)等について解説してくれました。マイボーム腺とは上下瞼にある油の分泌腺であり、不調をきたすことでドライアイやものもらい、眼瞼の炎症など種々の症状の原因となります。またMGDはご高齢の方の原因不明の訴え(不定愁訴)の一因であることも多いです。瞼を温める温罨法、眼瞼縁を清潔に保つリッドハイジーンなど、当院でも手製パンフレットなど配布して「瞼のケア」を積極的に啓蒙しています。準備お疲れ様でした。
本日のお楽しみ弁当はこめ蔵さんのお弁当。写真撮り忘れましたが美味しゅうございました。