院内研修〜視野と運転〜

060130勉強会

火曜日の昼休憩は月例の院内勉強会でした。今回は看護師さんが担当で、視野と運転免許を取り巻く諸問題について解説してくれました。
緑内障や網膜色素変性症など視野を障害をきたす疾患や、大型の運転手さん達など職業ドライバーの高齢化など、免許更新時の視野検査の重要性は高まつていますが、なかなか人手や機材、時間、コストの問題など実施上は難しい点が多々あります。
視野障害が原因となる事故の抑止のため、職業運転手さん達の眼科検診普及に向けての国土交通省の取り組み、モデル事業についても紹介してくれました。
いつもの疾患主体の勉強会と違い、大変興味深い内容で参考になりました。お疲れ様でした。

院内研修〜Clareon〜

060123勉強会

昼休憩はアルコンのサージカル担当さんがおいでになり、同社の眼内レンズClareonの解説をしてくださいました。前身であるAcrysofは、大学時代や開業当初にもお世話になっていたレンズですが、素材が変わり表面の精度向上やエッジデザイン変更で、グリスニングやヘイズ、SSNG、Dysphotopsiaの抑制成績が良いようです。
また近日白内障手術機械を現在使用している二デック社Fortasからアルコン社のCENTURIONへ更新予定しています。Fortasもとても良いマシンで自分の手に馴染んで愛着もあるのですが、昨秋しばらくデモ機をお借りした際のCENTURIONの前房安定性はやはり素晴らしいものがありました。低眼圧で手術できることも患者さんの目の負担軽減につながります。そのあたりのことも含めていろいろ疑問点など質問させていただきました。かれこれ10年近く前ポンコツ号で松山へセミナーを聞きに行った際に発売前の同機が展示してありすげー!って憧れたのを思い出しました。あれからアップデートを重ねてハンドピースにまでセンサー内蔵するなど進化しており感慨深いものがあります。
お忙しい中、ありがとうございました。〉アルコンさん。


除雪機修理

今年も雪のシーズンが到来です。来週は積雪予報でているので除雪機を修理しました。
昨年は不調だったユキオス君、今年は一発始動で好調です。代わりにシュータータイプの方が・・。
エンジンは良好ですが、オーガの高さを固定するダンパーが劣化して固定出来ず除雪部の高さがぐらぐらでした。ダンパーを取り寄せて交換です。作業自体は簡単で上は割りピン固定、下はナット1箇所緩めるだけでした。固定ナットだけ新しいダンパーに移植してレバーの握り代見ながら調整、締め付け。付属の新品割りピンがなぜか太くて入らず、仕方なく再利用です。ちぎれませんように。

060121除雪機修理

ついでにバッテリーも交換。スターターで一発始動、楽ちんです。
これでいつ雪が降っても大丈夫!なんですが、なるべく積もりませんように・・


島根県臨床眼科研究会へ

060114島根臨床眼科研究会

日曜日は朝から出雲市へ。ニューウェルシティ出雲で開催された島根県眼科臨床研究会へ参加してきました。特別講演二題で一題目はふくおか眼科クリニック中野 福岡佐知子先生からカートリッジを用いた眼内レンズ(IOL)摘出と有水晶体眼内レンズ(ICL)についてのお話でした。
IOL
摘出は滅多にないことですが、白内障術後の大幅な屈折値ズレや術中の眼内レンズ破損などのトラブルで入れ替えざるを得なくなる場合もあります。多焦点眼内レンズも盛んな昨今、白内障術者にとっては必須手技の一つであると思います。
当院でも稀に行ったことはありますが創口を拡大し眼内でレンズを
2-3分割して取り出すため、やはり患者さんの目にそれなりに負担がかかります。福岡先生の方式は創口拡大は最小で挿入用カートリッジを用いて挿入時と同じように折り畳みながら引っ張り出すもので、以前学会で伺った時すぐに先生ご考案の専用鑷子を購入しました。幸い未だ使用歴はありませんが、今回いいろいろ細かいお話もきけて大変参考になりました。ありがとうございました。