院内研修〜EDOFメガネ〜
火曜日は眼鏡店「こどもめがね あいる」の店長さんがおいでになり、EDOF技術を採用した世界初のメガネレンズについて解説してくださいました。
EDOF(Extended Depth of Focus)というと当院でも採用している多焦点眼内レンズにも使われている焦点深度拡張技術ですが、こちらのメガネの方のFはFieldとのことで被写界深度拡張なんだそうです。むずかしい・・。
遠近両用メガネや子供さんの治療メガネに用いられ、疲れが少なく好評のようです。
「あいる」店長さんは元々視能訓練士(ORT)さんで、現在も各所の眼科でORTとしても活躍しながら眼鏡店を運営しておられます。今回のESレンズのみならず周辺収差の少ないレンズなども持参して見せてくださり興味深い内容でした。お忙しい中ありがとうございました。
グラアルファ点眼薬
昼休憩は興和創薬の担当さんがおいでになり、同社から新発売になる緑内障点眼薬「グラアルファ配合点眼液」の説明会を開催してくださいました。グラアルファは同社の「グラナテック(リパスジル)」にブリモニジン(先発としては千寿さんの「アイファガン」)を合わせた配合剤になります。
リパスジルは他の主要な緑内障治療薬と異なり、眼房水排出の主経路促進作用を持つ稀有な薬剤ですが、これまでは単剤しかなかったため患者さんの点眼増加になってしまう面がありました。配合剤となることで組み合わせの選択肢が広がり、点眼回数減&アドヒアランス向上にも繋がりますのでありがたいです。
解説ありがとうございました > 興和さん
砂の美術館 エジプト展
文化の日。ちょっと文化的に・・と、砂の美術館に行ってみました。鳥取方面に行くのは久しぶりなんですが、道路が整備されたおかげで米子〜鳥取間が非常に楽ちんかつ早くなっています。ありがたや。
正直ちょっぴり侮っていましたが現物見るとすごかった!。よくこれ程の作品を砂で!と感心しきりで口が開きっぱなしでした。おすすめです。
人生100年時代の緑内障治療
昼休みは千寿製薬の担当さんがおいでくださり、超高齢化社会を見据えた緑内障治療について解説してくださいました。
アンケート結果などもお話くださいましたが高齢者に対する意識もずいぶん変わってきており「75歳位からが高齢者」という認識の方が増えているようです。また高齢者の方々の意識もずいぶん変わってきており80歳くらいまでは働きたいという方も多いというアンケート結果もあり「働ける!、働きたい!!」という方も増えてきています。
緑内障治療は残りの人生との兼ね合いで治療内容が左右されることもありますが、人生100年時代を見据え、視野等視機能をよりしっかりと守っていく必要性が高まっています。ただ高齢者にとって多数の点眼は負担ですので、配合剤で点眼回数を減らしていくことも重要というお話もありました。
お忙しいなかありがとうございました。> 千寿さん