院内研修〜グラアルファ〜

昼休憩は興和創薬さんがおいでになり、同社の緑内障配合点眼グラアルファについての解説と、いくつか緑内障についての新しいお話もしてくださいました。
これまで点眼治療は、1成分から始めて病状進行に伴い2成分、3成分と増やしていくのが通常であり、その中でお薬の本数を抑えて患者さんの負担を軽減するために成分を組み合わせた配合剤を取り入れていくと言う考えでした。
以前にも、1成分からの増強で配合剤をもちいて3成分へステップアップすると言う考えを伺った事はありましたが、治療初期から配合剤を使用していきなり2成分3成分といった強化治療を行ういう考えがあるようです。
また、これまでブリモニジンに神経保護作用があるのは有名な話でしたが、リパスジルにも同様に保護作用が認められ、両者の配合剤であるグラアルファはさらに有意差を持って保護効果が認められたとのこと。大変興味深い内容でした。
ありがとうございました>興和さん


瀬戸内眼科コロシアム

土曜日の診療後、ポンコツロードスターで一路広島へ。瀬戸内眼科コロシアムに参加してきました。眼科領域全般にわたって新しい話を聞けて大変勉強になる開業医にとっては大変ありがたい会です。
白内障手術のセッションでは多焦点眼内レンズについて最新のレンズも含め各レンズの特徴や見え方、選択の指針など大変参考になりました。涙道内視鏡の話では、SGISheath-guided Intubation)手技で涙道内視鏡に直接装着できるヌンチャク型チューブの新製品の紹介もありました。これを使えば手術手順の省略、手術時間の短縮が見込めるようです。
他、レッドライト治療による近視進行抑制治療、網膜静脈閉塞等の眼底疾患と網膜静脈圧の関連のお話など興味深い内容が多く、大変勉強になる会でした。

061013瀬戸内眼科コロシアム



緑内障眼底読影勉強会へ

土曜日の夕方は米子ワシントンホテルプラザへ。日東メディックさん主催の緑内障眼底読影勉強会IVへ参加してきました。
大変定評のあるテキスト(非売品)を頂戴できる会で、それ目当て?でこれまでも参加させてもらっています。今回も講師の先生は福島アイクリニックの狩野廉先生でした。前回のIII9年前に拝聴しておりました。
緑内障と紛らわしい視神経低形成の視野変化の見分け方「盲点にクサビ打ち込む低形成」の語呂、覚えやすいです。
多数の症例提示と併せて御解説頂き、大変勉強になりました。ありがとうございました

061012眼底読影勉強会
非売品テキストII、III、IV。Iは持ってないんですよね。