院内研修〜アイファガン〜
トレーラーヒッチ
子どもの自転車を運ぶ機会もふえてますし、ポンコツ号自体修理に出すこともかなり多いので自転車積んで行けるのは便利です。
ただ、軽さが身上の車のしかもリアオーバーハングに重量物取り付けるなんで邪道な気もしますが・・・
セカイモンとかいうところでeBayからCurt社製のNAロードスター用トレーラーヒッチを入手しました。どうも2通りあるようで、ヒッチボールの差し込み口が水平方向のもの(バンパー下部に四角い穴が露出します)と下向きのものがあり後者にしました。
本体は完全にバンパー内に隠れるので外からみても全く分かりませんが・・
ヒッチボールがつくとこんな感じで主張します。キャリアも軽量コンパクトでポンコツ号の狭いトランクに入れっぱなしでも場所取りません。
展開装着は本当に一瞬。トランクも使えるので便利です。
ただ問題点もいくつかありました。キャリア自体はボールにしっかり喰うので回りませんが、ボルト止めのボール自体が土台と回ってしまい、綺麗になったばかりのバンパーに残念なキズが少しついてしまいました。ボールと土台を溶接してもらい念のためのキャリア回り止めも付けて解決です。
そしてボール部差し込み口のガタも結構気になる音が出ます。高価な専用のガタ止め金具もあるようですが適当な厚手のビニール袋をちょん切って短冊状にし、かぶせるようにして一緒に差し込むと丁度良い感じにおさまりました。数回使うとへにゃへにゃですが、惜しげもありませんしお手軽です。
自転車積むとこのようになります。いい感じですが走っている時はバックミラーがやたら気になります。
院内研修〜コンタクトの週末〜
コンタクトレンズ三昧な週末でした。土曜日夜はANAクラウンプラザホテル米子で開催された、平成29年度鳥取県眼科医会コンタクトレンズセミナーへ。特別講演2題で、一題めは大阪大学の高静花先生からドライアイについて解説いただきました。TFOT等ドライアイ診療のお話とコンタクトレンズと関連した話題についてお話下さり大変勉強になりました。また二題目は京都府の小玉眼科、小玉裕司先生から遠近両用コンタクトについて解説頂きました。遠近コンタクトはなかなか処方が難しい印象があり上手く行く患者さんは大変満足されますがなかなか満足されない患者さんもおおく、実はちょっぴり苦手意識がありました。患者さんの利き目を基準にしてそれぞれどのように処方を調整していくか?実例を挙げつつ分かりやすく解説してくださいました。単焦点眼内レンズの挿入後の患者さんに遠近両用コンタクトが喜ばれるとのはなしは目から鱗でした。
日曜日は車で岡山へ。岡山県医師会館にて開催された高度管理医療機器販売業の管理者講習会へ参加してきました。
コンタクトレンズは実は人工呼吸器等と同様に高度管理医療機器に分類されており、販売管理者である我々も講習会の毎年参加を義務づけられています。コンタクトは身近な存在ではありますが実はそれだけのリスクがあるものなんです。最近当院でも通販や量販店の粗悪カラーコンタクトによる角膜障害の患者さんが増えてきている印象がありますが、カラコンに限らずですがくれぐれも眼科医指導のもとでの正しい装用をお願いいたします。
院内研修〜臨眼報告〜
木曜日の昼休憩は月例の院内勉強会。今回は視能訓練士さんと事務さん1名ずつが先日院長と一緒に参加してきた臨床眼科学会の報告をしてくれました。コンタクトレンズの事や斜視の検査についてなど、それぞれが興味をもって聞いてきた事を皆で共有しました。お疲れ様でした。
月例勉強会の後は引き続いて連絡事項や各種協議を行うのですが、今後の外来診療について相談をしました。当院はペインクリニック(麻酔科)があり眼科医2名もそれぞれオペ日があるなど、かなり不規則な所があり特定の日に患者さんが集中してお待たせしてしまう事があります。各職の立場からもお話を聞いて喧々囂々しましたがなかなか難しいです・・・。
院内研修〜緑内障かわら版〜
木曜日の昼休憩はアルコンの担当さんが同社発行の「緑内障かわら版」なるリーフレットを持参され、いろいろとレクチャーをしてくださいました。
薬剤の効能効果等のよく有る話しではなく、一般論として緑内障を取り巻く社会的なお話(診断年齢や平均余命との兼ね合いなど各種統計データ)、点眼アドヒアランス、超高齢化社会における治療の重要性などお話下さり大変勉強になりました。
ご多忙中有難うございました。
臨床眼科学会
週末は数人のスタッフさん達とともに東京国際フォーラムで開催された臨床眼科学会へ行ってきました。
院長は一足先に金曜日の一便で東京へ。今回は石倉副院長に診療をお願いして、いつもより一日早くから参加させてもらいましたのでゆっくりいろいろなお話を聞く事ができました。
糖尿病黄斑症に対する閾値下レーザーのお話なども聞いてきました。先日当院もニデック社製のパターンレーザーを導入したのですが、閾値下レーザーに対応する低出力モードという機能がありソフトウェアのアップグレードで対応可能なようです。また眼内レンズ強膜内固定のちょっとしたコツなど為になるお話も伺うことができました。
土曜のランチョンセミナー(お弁当食べながら聴講するセミナーです)は先日当院でも使用開始したAMO社の新しい多焦点眼内レンズ「シンフォニー」の会場へ。勿論チケットは取れませんでしたので元より昼ご飯抜きの立見覚悟だったのですが、会場の戸をあけるとチョット躊躇する位のギューギューぶり。むりやりムギュムギュ入らせてもらいましたが、ものすごい注目度の高さです。
来年には乱視矯正機能も併せ持ったトーリックのシンフォニーも出るとのことで、さらに適応拡大が見込まれそうです。
土曜日の夜には後発組のスタッフさん達と合流してお食事会。今回が学会初参加のスタッフさんもおられましたがよい経験になったようです。
機器展示。最近話題のかぶる視野計「アイモ」のブースが人気でした。持ち運び可能なヘッドマウント型で測定時間もかなり早いようです。
最近はポスター発表もデジタルでかっちょいいです。
久々の東京、空港モノレール改札で颯爽とiPhone7+をかざしたらゲートが開かずぶちあたりました。恥ずかしい・・。
平静を装って一旦ひきアプリ確認再トライ、するもやはり開かず今度は後続の人の御迷惑に。ちょー恥ずかしい・・。
(でも切符を購入したら負けだ!)と悩んでいると改札のお兄さんが優しく手招き。「半年以上使わなかったでしょう?Suicaロックされてますよ。」と解除してくださいました。そういえば春の眼科学会総会から半年ちょっと越えてました。Suicaにそんな罠があるとは知らず今回一番勉強になりました。
院内研修〜緑内障サプリ:グラジェノックス〜
昼休憩は参天さんがおいでになり、同社がこのたび販売された緑内障向けサプリメント「グラジェノックス」について説明会を開いてくださいました。松樹皮エキス(ピクノジェノール)とビルベリーエキス(ミルトセレクト)配合にて、眼圧下降や抗酸化ストレスによる神経保護作用が期待されるようです。緑内障の治療はやはり眼圧下降を第一に考えますが、以前から眼圧非依存因子も有る事は言われています。そういった部分への一手としても期待されます。
当院でも併設のほんどおりコンタクトで取扱いしますので、ご興味の有る方はおたずね下さい。
緑内障学会
土曜日の午前診療後ポンコツロードスターで急ぎ広島へ。リーガロイヤルホテル広島で開催された「第28回日本緑内障学会」へ参加してきました。会場に滑り込んだときはアドヒアランスのセッション最中でした。
アドヒアランスというのは患者さんが自発的に治療行動を実践することですが、一生懸命診断して頭を悩ませて治療を行っても、治療の主役たる点眼がしっかりと患者さんの眼に届いていないのでは意味がありません。
患者さんの聞き取りでは点眼遵守をいかに正直に答えていただけないか?、アドヒアランス不良を過小に申告されがちという内容もありました。当院でもしばしば不自然に点眼が長持ちする患者さんなどには使用状況やさし方等確認させて頂く事があるのですが、だいたい皆さん一言目には「きちんとしているんだけどねぇ〜」とはおっしゃいます。医療者側からの問いに対する患者さんの言動の端々から真の点眼状況が推測できる、など興味深い内容でした。
そして点眼行動に導けたとしても、今度はその点眼の成功率の低さがまた問題になります。点眼が上手くささっていない人を指導していくと5回でまずまず点眼不良の人はいなくなるというデータもあるそうで、点眼効果不十分な人は実際の点眼状況をチェックして根気強く指導していく事の大切さを伺いました。病診連携のお話やロービジョンケアまで幅広いお話で大変勉強になりました。
広島の街はあちらこちら優勝ムードでした。
会場は原爆ドームに近かったので学会帰りに立ち寄ってみました。
小学生以来かもしれません。凄まじいです。
そして夜はついに振られ続けていた「お好み焼き みっちゃん」へ。学会場のそばにもお店がありぎりぎり滑り込めました。整理券を取った途端に「本日は貸し切りのためここまでで〜す!」とのこと。ラッキー。地ビールも頂いて幸せでした。
復路はポンコツ号の幌をおろしてかえってきましたが気温天気とも丁度よく気持ち良いドライブでした。道中沢山のオープンカーやライダーの皆さん、珍しい車とすれ違いました。カルマンギア&VWタイプ2の団体さんもおられましたがミーティングでもあったのでしょうか?良い季節です。