第100回鳥取大学眼科研究会

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土曜日はANAクラウンプラザホテル米子にて開催された鳥取大学眼科研究会へ参加してきました。なんと記念すべき第100回です。凄いです。
特別講演二題で一第目は鳥取大学山崎厚志准教授から「網膜硝子体疾患の診断と治療」と題してご講演くださいました。
非常に綺麗な眼底写真やOCT画像などを用いた分かりやすい解説で、臨床に直結した御研究の成果のお話などもあり大変勉強になりました。鳥取大学眼科研究会の歴史も振り返られ、第一回のプログラムも披露されましたが昭和59年だったそうです。
二題目は東京女子医科大学の高村悦子先生から「アレルギー性結膜疾患の治療戦略」と題してのご講演を拝聴致しました。アレルギー性疾患の病型とメカニズム、重症のアレルギー疾患である春季カタルに使用する免疫抑制剤点眼の特徴や使い方などの詳しい説明など沢山の内容をお話下さいました。
ちょうどシーズンの始まる花粉症の話題もあり、患者さんが自分で気をつける「セルフケア」についてもお話しがありました。メガネやつば付き帽子での花粉予防、人工涙液での洗眼(アレルゲン除去)、冷罨法による症状低減など患者さんに指導するのにすぐにでも役立つ内容も盛りだくさんでした。人工涙液や点眼を冷蔵庫で冷やしておくと冷罨法の効果も期待できる、というのは目からウロコでした。有難うございました。