院内研修〜視力検査&視能矯正〜
昼休憩は月例の勉強会で、本日は視能訓練士(ORT)さん担当。
「雲霧法」や「クロスシリンダーを用いた乱視測定」など視力検査の難しい部分と斜視弱視児童の視能矯正について解説してもらいました。が、ちょっと(かなり)難易度高めでとくにクロスシリンダーの原理&手技などはスタッフさん達の頭に「?」マークがピヨピヨ。かくいう院長も若干ピヨピヨでしたので笑えません・・。研修時代&専門医試験にも勉強しなおしたはずなんですが、普段使っていない知識は耳からこぼれ落ちてしまいます。よい復習になりました。
昨今は性能のよいオートレフラクトメータがありますので、患者さんのおよその屈折度数(遠視、近視、乱視)はある程度簡便に把握できます。それを元に実際の視力検査を行うのですが、元来調節力の強いお子様や不正乱視の有る方など検査値が不安定な場合も多く、やはり最後は熟練した人の手が必要です。視野検査を始めとする各種検査も、正直我々眼科医の技量はORTの足下にも及びません。斜視弱視診療のみならず眼科診療全般に今やORTはかかせない存在です。