院内研修〜ラタチモ〜&Otsuka Video Live
木曜日の昼休憩は千寿製薬の担当さんがおいでになり、この度発売になった同社の「ラタチモ点眼液」について解説してくださいました。成分自体は新しいものではなく、ラタノプロスト&チモロール配合剤の後発品(ジェネリック)になります。
ラタノプロスト等は非常に多くの後発品がありますが成分が同じでも添加剤が異なりますので、メーカーによっては角膜の障害が強いものもあり、これまで積極的には処方していませんでした。今回ラタチモは3社発売になるようですがいずれも老舗の眼科薬剤メーカーさんで内容的にも信頼でき、価格がグンと安い分患者さんの負担は減りますので選択肢としては良いかもしれません。
慌ただしかったのですが、夜は診療後急ぎ大塚製薬さんの米子営業所へ。「OPHTHALMIC SURGERY VIDEO LIVE」を見に行ってきました。二第目の松江赤十字病院谷戸先生のTrabeculotomy ab internoがお目当てだったのですが、既存の手術との比較等詳細な解説があり大変勉強になりました。白内障術者にも導入しやすい手技で患者さんへの負担は少ない上成績がよく、これからどんどん普及していくと思われます。
当院ではこれまで緑内障に対して点眼治療やSLT(レーザー手術)を行い、オペが必要となった患者さんは鳥取大学へお願いすることが多かったのですが、丸投げして御迷惑をおかけする前のもう一手になれば、と考えています。