JSCRS参加
福岡国際会議場で開催されたJSCRS学術総会(白内障屈折矯正手術学会)に土曜日から参加してきました。
実はJSCRSは初参加なんですが、非常に面白い学会で勉強になりました。LASIKの最近の動向や、フェムトセカンドレーザーを用いたSMILE法、有水晶体眼内レンズなど屈折矯正手術の知識もちょっぴりアップデート。後房型有水晶体眼内レンズ(ICL)は当院でも導入を検討しており、参考になりました。
ディスカッションではLASIK患者さんの白内障手術の話題がでていました。白内障術前に屈折矯正手術後であることをキチンと申告してくださらない患者さんが割とおられ、トラブルになる事例が多いとのことでした。患者さんからすると重要な事とは思っておられず、また医師側としても確認不足とのことですが、LASIK眼は通常の眼内レンズ計算ではズレが生じる事は以前から言われています。屈折矯正手術後の患者さんは白内障術前に必ず医師に確認するようにお願い致します。
夜は同門&なじみの先生方と会食。福岡でご活躍中のS先生ご一家とも久しぶりの再会で楽しいひとときでした。手配等ありがとうございました。
日曜日の学会後はHOYA社の水晶体嚢拡張リングCTRの講習会へ参加。これは白内障手術時に眼内レンズを納める袋(水晶体嚢)が弱い症例に用いる補助具で受講者しか使用できません。術中助けられる事もあるかもしれないと思い受講してきましたが、使用する可能性は低いかなあ?という印象でした。眼内レンズ縫着に慣れている術者なら使用する局面は少ないかもしれません。
博多は丁度山笠シーズン真っ盛り。はじめて見ましたが勇壮でした。