院内研修〜ミケルナ配合点眼液〜

281208勉強会

昼休憩は大塚製薬さんがおいでになり、同社の新しい緑内障治療薬、ミケルナ配合点眼液について解説してくださいました。
緑内障点眼の問題の一つに点眼アドヒアランス(服薬尊守)があります。点眼をどうしても守れない方もおられますし、種類が多いと日常生活にも支障を来します。近年は患者さんの負担を減らすために配合剤という2種類の成分を1本にまとめた点眼が多く出てきていますが、ミケルナもその一つでプロスタグランジン(PG)製剤&βブロッカーの組み合せとなります。ただこれ迄の既存数種類すべてβブロッカーがチモロールであったのに対し、ミケルナはカルテオロールとなります。また配合剤には成分それぞれの元の点眼よりも回数が減ってしまっているものがありますが(元来2回なのに配合剤では少ない方にあわせて1回、等)、ミケルナはそれぞれ元々が一回の点眼成分を配合しているとのこと。単純にそれだけで優劣はつきませんが、効果に期待は出来るのではないか?とのことでした。また角膜上皮に優しい事、薬価が安くて患者さん負担が少ない事も売りのようです。なんにせよ選択肢が増えるのは有り難い事です。ご多忙中ありがとうございました > 大塚製薬さん