第98回鳥取大学眼科研究会
土曜日の夜は第98回鳥取大学眼科研究会に参加して来ました。石倉副院長と手術担当の看護師さん2名も参加してくださっていました。
前半は大学&近隣の先生、視能訓練士さんから一般演題。Capsular Block Syndromeという白内障術中に水晶体が眼内に落下してしまうトラブルについてのお話しがありましたが、手品のように一瞬で消える水晶体の動画はトラウマになりそうでした。硬い核、小さな前嚢切開は要注意とのことで肝に銘じたいと思います。
特別講演は東京女子医科大学東医療センターの須藤先生から患者満足度の高いレンズ処方のコツと題して解説いただきました。
白内障手術は「見えるようにする」開眼手術なのは勿論ですが、近年は「より良い見え方を追求する」屈折矯正手術の側面も強くなってきています。眼内レンズも球面から非球面レンズへ、また乱視矯正レンズや多焦点レンズといったいわゆるプレミアムレンズも一般的になってきています。いかに誤差を少なくしまた患者さんのニーズに対応するかが非常に重要となります。
測定機器の進歩や計算式についての解説、特に今後増えるであろうLASIK眼への対応など大変勉強になりました。有り難うございました。