医院の絵

洋梨画1洋梨画2

開院にあたり、たくさんの方々からお祝い物を頂きました。この場をかりて厚く御礼申し上げます。
そのなかでもひときわ目立つのが大学院時代にお世話になった方々から頂いたこちらの絵です。院を卒業して10年近くにもなるのですがこのような御厚志を頂けて本当に嬉しい限りです。両脇は銀箔でして、照明の反射具合で表情が変わりとっても素敵ですので御来院の際には是非一度ご覧下さい。

医学博士号は網膜神経細胞保護に関連した組織学的研究で取得したのですが、そのときに所属させて頂いていたのが鳥取大学脳幹性疾患研究施設脳神経病理部門(脳研病理)でした。眼科医局と脳病は代々交流があり私も含め何人もの大学院生がお世話になりました。当時は脳病の業務も勿論お手伝いしますので、夜な夜な解剖室にお邪魔しては病理解剖にご協力頂ける事となったご遺体に手を合わせ脳や脊髄を取り出す、なんてこともさせて頂いていました。眼科医としてはちょっと珍しい経験だと思います。上司同僚にも恵まれ、後の留学でも非常に役立った研究の基本を学びました。いまとなっては得難い経験だなあ、と思い出します。