臨床眼科学会へ

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連休は東京国際フォーラムで開催された第77回日本臨床眼科学会へ参加してきました。今回は院長、副院長他、スタッフさん11名、関東の医学部2年の長男坊も2年連続参加です。
やっぱり必ず聞いてしまうのは難症例・合併症例の白内障手術。何回聞いても毎回何かしら得るものがありますが、難症例やトラブル時の動画などは気持ちが没入してしまってやたら疲れます。長年シリーズものとして開催されていたそうで今回で一区切りとのことでした。大変参考になっていました。ありがとうございました。
最終日は、ロービジョンケアに関連したインストラクションコースを聴講してみました。これまでにもよくお話のあった、タイポスコープや白黒反転まな板など身近なお役立ちツールのお話のほか、患者さんごとに応じたちょっとした指導のコツなどもありました。中心暗点の患者さんで近くに比較的感度の高い部位が残存している方は、少しだけ視線をずらす指導することでずいぶん楽になる、等大変参考になりました。またIT機器の発展のお話も大変興味深かったです。iPhoneandroid等スマホが当たり前となりAIの発達が著しい昨今、役立つアプリの紹介などもありました。画像を明るくし拡大するアプリを始め、例えば買い物時の賞味期限等を読み上げてくれたり、冷蔵庫の中身映しながらAIやボランティアの方からアドバイスをいただけるようなものまであるそうです。
Be my eyes
明るく大きく
Seeing AI

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Be my eyes & Seeng AI

すごいです。写真をとるだけで周囲の状況やその解説までしてくれて音声で教えてくれます。スマホがどうしても難しい方も音声入力であこれしてくれるスマートスピーカーも発達しつつあります。これからの進歩に期待ですね。

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夜は東京駅近くでみんなでお疲れ会。当院を退職後関東圏で活躍中のORTさんにも会場で出会い、急遽参加してくれました。お元気そうで安心しました。皆さんお疲れ様でした。