院内研修〜EDOFコンタクト〜
火曜日は月例の院内勉強会でした。今回は視能訓練士さんが担当して先日当院でも導入したシードさんの焦点深度拡張コンタクトレンズ「1Day Pure EDOF」について解説してくれました。
本来は老視年齢のユーザーに対応すべく登場したレンズですが、実は欧米で小児の近視進行予防として使われ効果が報告されているレンズと光学的設計が同一とのお話があります。子供さんが矯正手段としてコンタクトを検討する際に通常のレンズに代わりこういったレンズを選択することで近視進行抑制も兼ねることができる可能性があります。ただ小学生等成長期のお子さんにコンタクトを許可するのはやはり不十分なケア等リスクが高めとなりますので十分な指導は必要です。
近年近視進行予防治療としてオルソK、低濃度アトロピン、多焦点ソフトコンタクトレンズ、二重焦点メガネ、レッドライト療法、バイオレットライトメガネ、等々多数報告が出てきております。しっかり勉強して近視児童の増加に対応していかなくてはなりません。