院内研修〜小児眼科機器〜
(金)の昼休みは月例の院内勉強会。本日は視能訓練士さん担当で、小児眼科(斜視弱視)診療に於ける新しい機器について説明してくれました。4月からの小児眼科(斜視弱視)専門外来開設にむけていろいろと機器購入や導入検討をしているのですが、今回シクロメータとWelch Allyn社のスポットビジョンスクリーナーについて解説してくれました。シクロメータは院長も不勉強で知らなかったのですが、回旋斜視を簡便に検出できる機器です。
スポットビジョンスクリーナーは先日業者さんが現物を見せてくれましたが、非接触でやや離れた位置から患者さんの屈折値などを検出できる優れものです。子供さんの場合には大人のように「ハイ、顎のせて〜」とはいきませんので正確な屈折検査にはハンディタイプの手持ちレフという機械が必要になります。しかも子供さんをなだめすかしながら接近して測定するので視能訓練士さんの熟練した技が必要です。スポットビジョンスクリーナーは実際に使用してみた視能訓練士さん達からすると手持ちレフより若干精度は劣るらしく、またある程度の瞳孔サイズが要るので場合によっては暗い部屋で測定する事も必要なようです。でもかなり離れた場所から音と光で気をひきつつ短時間測定できるので熟練不要、かつ定価も安い、と。
「どっちでもいいから早く買って!」という無言のプレッシャーをひしひしと感じる勉強会でした。またじっくり検討します。
本日のお楽しみ弁当は川花さん。酢豚等も勿論ですが、椎茸の香りの濃いチャーハンが絶品でした。おすすめです。