第6回 鳥取県眼科フォーラム
土曜日は「第6回 鳥取県眼科フォーラム」へ看護師2名&視能訓練士1名とともに参加してきました。特別講演二題で演者は福井大学教授 稲谷大先生と兵庫医大講師木村亜紀子先生でそれぞれ緑内障の手術治療と神経眼科疾患についてのお話でした。稲谷先生のお話は最新の緑内障点眼、千寿製薬アイファガン(当院も使用開始しました)についての解説も交えて、緑内障手術のなかでも線維柱帯切除術を中心にお話頂きました。特に興味深いお話だったのは、白内障等の内眼手術が緑内障手術成績に及ぼす影響でした。上方結膜損傷が後の緑内障手術の邪魔になることは良く知られており、進行した緑内障患者さんの白内障手術では、切開方法を工夫したり耳側切開を行ったりします。ですが今回のお話では結膜の問題以上に、白内障術後の炎症性サイトカインが長期に上昇することが後の緑内障手術成績を下げてしまうとのことでした。
木村先生のお話の中には眼瞼けいれんに対する診断方法、ボツリヌス毒素(ボトックス)治療の実際の手技解説や動画もありました。眼瞼けいれんの患者さんは日常診療で割と高頻度でみられ、訴えの多いいわゆる不定愁訴とされてしまう症状にかなりの率でまぎれているとも言われます。現在は大学麻酔科のペインクリニック外来(奥様の診察担当日)に紹介して加療を行ってもらっていますが、近々当院でも導入を予定しておりますので大変勉強になりました。
木村先生のお話の中には眼瞼けいれんに対する診断方法、ボツリヌス毒素(ボトックス)治療の実際の手技解説や動画もありました。眼瞼けいれんの患者さんは日常診療で割と高頻度でみられ、訴えの多いいわゆる不定愁訴とされてしまう症状にかなりの率でまぎれているとも言われます。現在は大学麻酔科のペインクリニック外来(奥様の診察担当日)に紹介して加療を行ってもらっていますが、近々当院でも導入を予定しておりますので大変勉強になりました。