第89回鳥取大学眼科研究会
土曜夜は全日空ホテルで開催された「第89回鳥取大学眼科研究会」へ参加してきました。
一般講演として3題のご発表があり、その後名古屋市立大学の小椋祐一郎先生の特別講演を拝聴いたしました。話題の超広角走査レーザー検眼鏡「Optos」のお話しもありました。無散瞳でも眼底の大部分を撮影出来てしまう優れものの機械です。
開業医になって日常診療でいつも困るのが「散瞳検査」です。眼底を詳細に見る為には瞳孔を拡げての診察が必要ですが、診察後もしばらくは瞳が開きっぱなしと成るため、運転やお仕事のある患者さんの同意を得られない場合が多々あります。各種機器も組み合わせて出来る限りの診察をした上で「なるべく早く再診を!」とせざるを得ないのですが、この機器があれば随分助かると思われます。・・・といっても、とても手が出る値段では無いですが(泣)。
「虫や糸くずのようなものがゆらゆら見える」といった「飛蚊症」の診察には散瞳検査が必須です。このような症状のある方は目に衝撃がかかる事を避けて(バタバタしない)、早急に、ご自分で運転せずに来院して頂けると幸いです。
ところで、冷静に考えると89回ってすごいですね。